このレビューはネタバレを含みます
“めでたし、めでたし”
韓流ブームを横目で眺めているだけだったし、韓国映画も殆ど観たことがないので、韓国映画・ドラマ関連のお馴染みキャストが全くと言っていい程わからないのですが、
流石に、監督だと、ポン・ジュノ
俳優だと、ソン・ガンホ、あとは…イ・ビョンホンぐらいは存じ上げておりますが…（敬称略）
今作で覚えたぞ！
ユ・ヘジン！！
梟-フクロウ-では、怖っ！て声が出ちゃうような国王役でしたが、今回は、純朴なお菓子メーカーの研究員のチェ・チホ/役柄46歳実年齢54歳、お相手は…私は初めて拝見しましたが、役柄41歳実年齢46歳……とは思えない天真爛漫なシングルマザー/イ・イルヨン役キム・ヒソン、とても可愛らしい方でした。
ログラインは、韓国熟年カップルの純愛ラブコメです。
キャラクター設定は、あらすじにある通りで、特に目新しさを感じる事のない直球、王道でわかりやすく、共感しやすいです。ストーリーも２人が如何に知り合って、葛藤を克服して、幸せな結末を迎えるかですから、通常は、予測されやすく観客の感情を揺さぶれない。そこを、脚本担当のイ・ビョンホン…？？…有名俳優と同姓同名（カタカナ表記では）のエクストリームジョブの監督などを務める映画作家の方のイ・ビョンホンさんが、ひねったりスカしたりして、視点をずらしてきます。そこに引っかからなけれは、ポン・ジュノ監督程ではありませんが、しっかり重めのテーマを描いた芯の通った快作だと思います。
流石にコメディパートは字幕だけでは完全には理解出来てないだろうなーという部分がありますが、理解出来ていなくてもクスッと笑えるシーン多めで充分面白いです。
理解出来てないと言えば、ハングルの原題
달짝지근해: 7510
も翻訳ソフトを使ってもよくわかりません。最後の最後に、２人が経営を始めるお店の壁に書いてあった気がしますが…不確かです。
先日観た韓国映画リアルSLAM DUNKのリバウンドと同様、上映館が少ないですが、幸せな気持ちになれて笑えて泣ける大人のラブコメでした。目立ちませんが、ユ・ヘジンの鍛え上げられた肉体にご注目ください。そう言えば、過去にシネマンションでお勧めしていたエクストリームジョブも観てみようと思います。
