正義の行方のうさぎ部うさこのレビュー・感想・評価

1992年の飯塚事件の概要、報道、捜査、犯人逮捕、死刑判決および執行、そしてその後の冤罪を訴える再審請求について、弁護士、警察官、新聞記者へのインタビューを中心に描いたドキュメンタリー。飯塚事件のことはほとんど何も知らなかったが、非常に丁寧に取材されており、再審請求をした理由も納得できた。が、後日Wikipediaで本作では触れられていない詳細を読むと、まったく違った印象に。それでも、やはり「疑わしきは被告人の利益に」ではなかったことは言えると感じた。