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8月のメモワールのmayumayuのレビュー・感想・評価

8月のメモワール(1995年製作の映画)
4.7
高校生の時友人と見ました。オールドアメリカ、という感じが好きな人にオススメです。ベトナム戦争後のアメリカのある町が舞台。原題はthe warで、夏休み中、敵対するこどもたちのグループ同士の争いと、ベトナム戦争との両方を指していると思います。主人公は少年だったイライジャウッド。少年の成長、親子の絆、戦争から帰って来た人の心の傷などをこどもたちの夏休みと共に描いていきます。お父さん役にケビンコスナーが出ていて、この映画の彼はとてもいい演技だと思います。隠れた名作だと思っています。

追記2018.10.12
9歳の娘とDVDにて。やはり良い映画だ。イライジャウッドと、ケビンコスナーは良い。ベトナム戦争の後、まだ黒人差別の残るミシシッピ州。怒りという感情は、身をまかせると容易に我を忘れて時にとんでもないことをしてしまうような強い感情だと思う。それを制して冷静でいるということ。怒りや戦いに身を任せてしまうと、目的を忘れて破壊し尽くすまで戦ってしまうことがあること。親目線になってから見ると、また違う視点ができます。綿あめを渡すシーンは、感じるところがあった。
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