にっきい

レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会うのにっきいのレビュー・感想・評価

3.0
仲良しのレイチェルさんのレビューで気になってたアキ・カウリスマキ監督の代表作の一つ『ゴー・アメリカ』の続編。
出町座で特集上映してたので観て来ました。

故郷を目指す話し。
前作がめちゃくちゃ楽しかったので期待し過ぎたのかなぁ。
正直前作ほどの楽しさは感じられませんでした。
シベリアからアメリカ、メキシコを目指した前作に対して今作は、メキシコからヨーロッパ経由でシベリアを目指すと言う、方向は逆でもやってる事は全く同じなので楽しめなかったのか?
前作はアメリカ各地でカントリーやロックを取り入れていくので、シベリア時代のポルカからすごく派手な曲になってテンポ良かったのに、今作では如何にもメキシコ風の格好をしたメンバーが、メキシコらしい曲をやってて、更にいく先々の民族音楽を取り入れるので、曲にノレなかったのが原因か?
設定は前作から5年後(実際の公開も5年後)、メキシコで最初の1年は人気があったが、次第に忘れられていき、更にはテキーラに溺れ命を落としたり自堕落になったメンバーが、モーゼと名乗る男(行方不明だったマネージャーが宗教に目覚めた?)の導きで、故郷に帰る。
お土産に自由の女神の鼻を盗んだからCIAから追われる羽目に。
メキシコで生き残ったメンバーが、皆前作より太っててセニョールぽいヒゲ生やしてて、誰だか分からない。
ヨーロッパに上陸してから軍服みたいな親戚バンドと合流して、少し音楽は良くなった。
目立つのが巨大な三角形の弦楽器コントラバス・バラライカ。
1作目観た時ストレイ・キャッツみたいと思ったけど、編成としては更に近づいた。
曲はロックぽく無くなってるけど。




*********鑑賞記録*********
鑑賞日:2024年4月21日
鑑賞回:17:55〜19:31
劇場名:出町座
座席情報:2F E-1
上映方式:2D 字幕
レーティング:G
上映時間:94分
備考:会員料金(1000円)
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