しろくま

里見八犬伝 第二部 芳流閣の龍虎のしろくまのレビュー・感想・評価

3.4
《名刀村雨丸が偽物にすり替えられたのに気づくも》
時すでに遅く敵国の間者と間違えられた犬塚信乃。芳流閣の屋根の上に逃げるも、信乃を追って迫る捕物の名人犬飼現八。風雲を呼ぶ竜虎の決闘が繰り広げられ…。

屋根の上で斬り合いとなり、取っ組み合ったまま下の階の屋根に落ちていく二人。CGのないあの時代にどうやって撮影したんだろうって思うような危険なシーンだったけど、怪我とかしなかったのか心配になるよね。二人とも川に落ちたところまでが第一部で、第二部の舞台は、二人が流れ着いた利根川の下流・下総行徳。

宿屋の主人・犬田文吾兵衛にかくまわれる信乃と現八。二人が文字が刻まれた珠を持っているって話していたら〝僕も持っているよ〟って文吾兵衛の息子・小文吾。こんなに簡単にホイホイと仲間が見つかっていっていいの?NHKで放送されていた人形劇〝新八犬伝〟は、2年間で全464回の超大作だったから、なかなかメンバーが揃わずにやきもきしたけど、本作のように次々と仲間が見つかっていくのも有難みがないよね。

本作では、信乃を救うために小文吾の妹とその旦那まで巻き込んだ大変な事態に!網乾左母二郎に迫られ断崖から落ちた浜路、投獄された犬川荘助のその後も気になる展開。そして、一番盛り上がったところで、今回も〝ちょうど時間となりました〟っていう見せ方はお上手。続きが気になるね。

視聴メモ:2024.03.16/032/東映時代劇YouTube
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