しろくま

海底47m 古代マヤの死の迷宮のしろくまのレビュー・感想・評価

3.3
《二人ともどうしたの?》
〝約束したじゃん。観光客が絶対いけない秘密のスポットに連れて行ってあげるって。こんなチャンスもうないよ。それともダサい船に乗る方がいいって訳?いこうよ〟〝ちょっと待って〟

あの海洋パニック映画〝海底47m〟の続編だけど、女の子達にサメが襲いかかるっていう設定以外は、全く別物。前作は、シャークケージダイビングのアクティビティに参加している途中でアクシデントに見舞われ、ケージに入れられたまま置いてきぼりにされる話で、海底での閉塞感は半端なく、ホラー映画のようなゾワーっとする展開だったけど…。本作は、古代マヤ文明の迷路から脱出するという海洋アドベンチャー映画で、女の子の数が増えた分、わちゃわちゃとしていて怖そうじゃないなあって思っていたら…。途中からサメさんが結構張り切って脅かしにかかるので、完全に〝ジョーズ〟のような世界観。

前作では海底47mから急浮上すると減圧症になってしまうって言っていたけど、本作では海底47メートルまで潜っているっていう感じは全くないので、〝人食いザメの恐怖 古代マヤの死の迷宮〟っていうタイトルの方がしっくりするかも。

本作のサメさんは盲目っていう設定で、近くに寄ってきても息をひそめたら逃げられるってシーンがあったけど、酸素ボンベを使ってあれだけ泡を出していて、ライトも付けていたら気付かれそうなものだけど…。それに、サメさんにパクってされたら食いちぎられると思うけど、ほとんどダメージを受けていないってことはワンちゃんのように甘噛みをしていたってこと?たとえヒロインでも容赦をしない前作とは大違いだね。

視聴メモ:2024.05.07/053/地上波:新春映画SP240104放送
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