第3波がやや落ち着いてきたので、
やっと久しぶりに長編映画を。
子供の頃に見たティム・バートンのバットマンリターンズは、
高評価だった記憶はあるが、子どもだった私にはあまり楽しくなくて‥
ミシェル・ファイファーとダニー・デビートは記憶に残っているけれど。
バットマンをずっと避けてきてしまった。
ここに来て、あのクリストファー・ノーランの3部作があることに気づき、見てみたいなあと。
バットマン避けてたのもあるけれど、仕事し始めで忙しいのと子育てで見る暇がなかった時期も重なっている。
で、評価の高いダークナイトを見始めたが、今一つ背景がわからないので、やめてビギンズを見始めた。
トラウマ、恐怖、後悔、自己嫌悪。
失った愛への思慕。喪失感。
悪を憎みつつ、復讐を望む自己の暗闇をも自覚。
7年の空白。
それは、彼の何を変えたのか。そして何を変えなかったのか。
悪が蔓延る街ゴッサムシティの孤独な、守護者。
例えばキャプテン・アメリカのような曇りなきヒーローではない。
自分の闇も弱さも超えて、あるいは越えようとあがいて、
善と悪の間にある、細い道をたどる。一歩間違えれば悪となってしまいそうな危うさ。
なるほどー、だからダークヒーローって言われているのね。
複雑なところがノーランさんにこのトリロジーを撮らせたのかな。
今までご縁がなくて、クリスチャン・ベールをきちんと見るのは初めて。
この頃のケイティ、かわいいな。次作もレイチェル、ケイティが良かったなー。
脇がすごい。
見捨てない、マイケル・ケイン。穏やかに支え、励まし、諫め、心配で涙ぐむ。
軽妙なモーガン・フリーマン。
ゲイリー・オールドマンって悪役も善人役もハマるからすごいな。
リーアム・ニーソン、キリアン・マーフィ、渡辺謙。
面白かった。
第4波来ないで欲しい…また映画見る時間がなくなってしまうので…