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時をかける少女のmayumayuのレビュー・感想・評価

時をかける少女(2006年製作の映画)
4.5
最低だ、あたし。
人が大切なことを話しているのに、
それをなかった事にして。
どうしてちゃんと聞いてあげなかったのかなぁ。

青春の、
輝きと切なさともどかしさがここに詰まっていると思う。
タイムリープが有名な映画のリメイクだけど、
旧作の実写とは、かなり違う。
もう一度書くけれど、
高校生のひと夏のキラキラが詰まっていると思う。

千昭も功介もかっこいい。いいやつ。
真琴は、こんだけわかりが悪いと、
他の映画だったらちょっと幼いとか思ってしまいそうだけど、イライラしない。
まっすぐだから?うじうじしてないから?自分でもよくわからない。

キラキラしている今。
今が過ぎないで欲しい。この最高の時間が。
たぶんただそれだけ。

バッハのゴルトベルク変奏曲が流れる。
今日おやすみの娘と見ても全く古さを感じない。ガラケーくらいか、古いのは。
ラストの川辺のシーンがまたいい。その後が青空の前向く真琴なのもいい。
名作だと思う。
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