リピートもの。
こんな時だからこそ観てみました。
この作品よく「プライベートライアン」と比べられるんだけど、冒頭の部分がよく似てるからだと思うんだけど、それを除いたら全然違う内容です。
因みにこの作品、「シュリ」と同じ監督だそうです。
1950年、朝鮮戦争勃発。
突然に徴用されてしまった仲のいい兄弟が戦争に翻弄される物語です。
兄ジンテ(チャン・ドンゴン)と弟ジンソク(ウォンビン)は戦争を逃れるために田舎へと疎開しようとしますが、無理やり軍に招集されてしまいます。
これ、凄いですよ。
もう拉致されちゃうんです、まるで誘拐のように。
ジンテは身体の弱いジンソクをなんとか除隊させようと、自ら危険な作戦に挑みますが、ジンソクはそれを拒みます。
兄の命と引き換えに自分が除隊をする意味があるのかとジンテを責めます。
いやぁ〜、さすがにチャン・ドンゴンとウォンビン。
演技が上手いです。
私は完全にウォンビン推しですが、今回はチャン・ドンゴンが圧勝でした。
最後の方ではもう狂ってしまうんだけど、その狂気じみた演技が本当に凄いです。
この映画、戦闘シーンもなかなかでハリウッドにも負けない勢いだったけど、その中でも兄弟愛が深く描かれているので涙腺弱い人はハンカチ３枚くらいは必要かもです。
ただ、もう戦争も終わる頃にアメリカ人やアメリカの軍用機が全く出て来ないのがちょっと引っ掛かりました。
ソ連とアメリカ！
そしていつもどさくさに紛れ込んでくる中国！！！
あんな小さな半島でなぜ同じ民族達を戦わせたのか。
そして尚、未だに休戦という状態のままでいる北朝鮮と韓国。
この先に光は見えるのだろうか。
