私は原作のバットマンはよく知りません。
最近作のジョーカーも見てません。
今作を観て、ジョーカーはこれまでの人生で自分が今生きているこの社会を憎みきっていて。お金やジョーカー自身の利得で動いているのではなく。人間の中には欺瞞や利己的な心が隠していても必ずあるはずだと。ちょっとした、（いや、その人にとってはかなりの）トリガーを引いてやれば、人は簡単に堕ちる。それを曝け出し、社会を恐怖や憎悪に満ちたものにしたい。めちゃくちゃにしたい。
という心理で動いているのかなー、と思いました。
映画評価としては本当は+0.5です。
ジョーカーの犯罪心理（というのでしょうか）やすぐに影響を受けるゴッサム市民の描写、その中にあの船の選択を持ってくる描き方などは色々考えてしまいますし、すごいなぁ、と。
あと、バットモービルから出てきた二輪車が爆イケでした！かっこいい！
でも、最後のハービーとブルースとゴードンの選択がどうしても納得いかないので-0.5です。
最後にあるものを燃やすマイケル・ケインが切なくて‥
あの人は、運に任せているようで、実は常に自分で選択していたあなたが好きだったんだと思いますよ。ホント。がっかりするよ、きっと。
って言うか、「僕は丸ごといい人じゃないけど、この街を守りたい」っていう気持ちは多くの普通の市民も同じ気持ちなんじゃないのかなあ。なんだかブルースって、ずっと誰かに自分のことを罰してもらいたがっているような気がするんですよね。
追伸
キリアン・マーフィあそこだけ？
贅沢です‥
