No.1684 1997年アメリカ🇺🇸映画
監督はゲイリー・ブレダー。
他に「ニューオリンズ・トライアル」を観ている。
誘拐、監禁ものの映画は、卑怯で、イライラしてサスペンスの中では好きな分野ではない。主人公が散々苦しんだ挙げ句、最後はあっさり犯人が死んだり、あるいは逮捕されて、こちらの怒りが治らないまま映画が終わってしまうからだ。この映画、大好きなアシュレイ・ジャッドが誘拐されるとなると尚更だ。
ということで、好きなストーリーではないのだが、なんと言ってもモーガン・フリーマンとアシュレイジャッド共演だから、観らずにおれない。
実はこの映画は過去に鑑賞しているのだが、今度続編「スパイダー🕷️」を観ることにしており、その復習もかねて観ることにしたのだ。
アレックス・クロスシリーズ第1作だそうだ。
犯罪心理学の博士号を持つ警官のクロス(モーガン・フリーマン)は姪のナオミが誘拐事件に巻き込まれた事を知り、現地へ向かう。
この誘拐事件は既に8人の女性が誘拐され、2人が殺されていた。しかも、この2人の殺し方が惨忍極まりない。
我等がアシュレイ・ジャッドは現地の医師。ところが彼女もまた、誘拐されてしまう。
クロスは犯人の犯罪傾向から女性を収集する異常なコレクターだと分析するのだが。
ストーリー的にはまあまあの出来。もちろんドンデン返しも準備されている。ただ、犯罪心理学を極めたクロス博士の実力があまり発揮されていないような気もするが、どうだろう。
私はこれまで何度もアシュレイ・ジャッドが美しいとレビューに書いてきたが、この作品はその絶頂期だと思う。
非の打ち所がない。美しい。
ただ演技の方は今一つではあるのだが。
モーガンフリーマンにとって、この映画は「セブン」から2年後になる。まさにこちらも油が乗り切って申し分ない。ただの刑事でないところがまたいい。
こんな刑事役がよく似合う。
忘れていたけど、この2人、このあと「ハイ・クライムズ」でも共演している。なんか相性がいい感じがする。