No.1685 監督:ブルース・ベレスフォード
「ダブル・ジョッパー」の監督さん
2006年アメリカ🇺🇸映画
連日のモーガン・フリーマン作品。
今回は珍しく悪役のスナイパーという設定。
彼が悪役かどうかはわからないが、仲間達はかなり悪いから悪役なんだろう。
そう言えば悪役に見えないモーガン・フリーマンにわざわざ「俺は悪党なんだぞ！」と言わせるシーンもあった。それぐらい悪役に見えない。
元警官の体育教師レイ（ジョン・キューザック）は、母を亡くして心を閉ざしてしまった息子との絆を深めるため、森へキャンプにでかける。彼らはそこで、FBIから逃げようとしていた手錠をしたままのプロの殺し屋フランク（モーガン・フリーマン）と遭遇する。正義感からフランクを警察に連行しようとするレイだったが、フランクの仲間の殺し屋たちに命を狙われることになる。
レイの正義感からこの話が始まるのだが、この出だしが悪すぎる。警察官のままなら説得力もあったかもしれないが、彼は元警察官とはいえ、警察官はやめて体育の教師になっている。子供ずれで犯罪者の護送を引き受けるようなことをするだろうか？要らぬおせっかいとしか見えない。自分の子供を無理やり危険な目に合わせるようなことをするだろうか？どうしてもピンと来なかった。
もう一つあげると、逃げたフランクを追うのに、街中の警察が動員されるようなことを言っていた割には、捜索隊は動かず、捜索はヘリコプター2台に任せっきりだった気がする。途中から1台のヘリコプターは姿を見せなくなった。これも変な感じ。
なぜか全てチグハグなストーリー展開で、面白いようで、面白くない変な映画だった。
