濱口竜介がインタビューで、黄色い車が走るのが印象的、と挙げていたので観る。冒頭、黄色いオープンカーが駆け抜ける。秋の風がびゅうびゅう吹いて、枯れ葉を巻き上げ、開け放された玄関から家の中に枯れ葉が流れ…
>>続きを読む トッド・ヘインズの『キャロル』を観たとき、これは違う…と思ってダグラス・サークの映画を観ました。
男女四人が引き起こす愛憎の不倫劇
ミックとカイルは親友だ。ミックはルーシーという女性に恋をする…
途中までは昔のアメリカによくあるメロドラマじゃないかと見紛うていたが、後半が凄過ぎた。
ラストはあんまり好みではないが、それを差し引いても実にアイロニカルで圧巻。
男女の関係や人間の醜悪さを描きなが…
青い夜に爆走する黄色い車、闖入するピンクの暴力、サークは色彩表現だけで満足度カンストしてくる。中盤における死とダンスの暴力的なクロスカッティングは映画史上一番イケてる編集の一つ。それにしてもあの富豪…
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