「普通」という道を一度でも踏み外してしまうということ。
一度でも踏み外してしまえば決して元には戻れない。
その恐ろしさとそこで味わう孤独がこれでもかと
容赦無く描かれている。
踏み外した際に生じた「…
このレビューはネタバレを含みます
郊外の施設で麻薬中毒の治療プログラムを続けるアンデシュ。
彼は自殺願望にとりつかれていた。
リハビリも終わりに近づき、仕事の面接を受けるために外泊許可を得た彼は故郷のオスロへ向かい、友人たちと久々に…
やっぱりトリアーの名を次ぐものじゃないか。ゼロからやり直すには年を取りすぎた30代半ばの青年の絶望と孤独がオスロの綺麗な町並みの対比される。現代の疎外感を見事に写し取って描いたヨアキムトリアーの第2…
>>続きを読む【第64回カンヌ映画祭 ある視点部門出品】
『テルマ』ヨアキム・トリアー監督の長編二作目。『リプライズ』『わたしは最悪。』を合わせて「オスロ三部作」と呼称される。ノルウェー・アカデミー賞であるアマン…
麻薬中毒の治療プログラムを受けるアンデルシュは自殺願望を抱えながらもリハビリも終わりに近付いたことで外泊許可を得、故郷のオスロへと向かう。かつての友と再会するも話は弾まない。就職面接へ向かうもうまく…
>>続きを読むNo.4062
ヨアキム・トリアー『オスロ三部作』の第二作。
(第一作『リプライズ』、第三作『わたしは最悪。』)
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この強烈な孤独感、絶望感は、
…
若い頃にヘルマン・ヘッセの『車輪の下』を読んだとき、なぜこれが名作なのかまるで理解できなかった。主人公が自殺に至る過程をていねいに描写されているとは思うが、それだけでまるで救いがないように思えたから…
>>続きを読む幸せ者はバカだと思う。幸せなフリしてる。なんて人生だ。幸せって何?そんなこと考えて生きてるの人間だけかも。弱肉強食の自然界の動物は今日を生きるのに必死だよ。友達との会話がリアルで引き込まれた。少なく…
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