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ハート・オブ・ジャスティスのtakのレビュー・感想・評価

2.4
人気作家が銃撃される事件が起こり、撃った犯人エリオットはその場で自殺。彼が地元名士の息子であることから、世間やマスコミの注目を浴びることになる。報道記事で受賞して自信満々の若手記者デビッドは、死んだ作家の作品がその一家の隠されたスキャンダルを描いた作品だったとの疑念を抱く。デビッドは、エリオットの美しい姉エマに接近を試みる。

多くの感想にあるように、大人の美貌を発揮し始めたジェニファー・コネリーを愛でるための作品。黒い下着姿でデビッドに迫る場面(のみ)が最大の見どころ。90年代のジェニファーは、お色気路線まっしぐらだった時代。セクシーな役が続くのを見ながら、彼女はハリウッドに搾取されてる!とファンとしてはヤキモキしたものでございます😣

記者を演じるエリック・ストルツは、80年代育ちには「恋しくて」で好感度高い俳優だが、本作の彼はとにかく不快。調子に乗ってて上司に強気に出るわ、彼女を見下して召使のように扱うわ、同僚にも常に高飛車な態度をとるわ。観ている僕らも、あいつ痛い目に遭えばいいのにと思ってしまう。ほーら、言わんこっちゃないと予想通りの結末を迎える。正直、彼をめぐる筋立ては大して面白くもない。

「ドン・ジョンソン気取りだ」って台詞に時代を感じる。80年代はテレビ「マイアミバイス」で大人気だったよな。

本作で殺される作家を演じたのはデニス・ホッパー。往年のホラー映画俳優ビンセント・プライスも出演。遺作とされる「シザーハンズ」の翌年だから、テレビムービーとして製作された本作が最後の出演作なんだろか。
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