よーだ育休中

S.W.A.T. 闇の標的のよーだ育休中のレビュー・感想・評価

S.W.A.T. 闇の標的(2011年製作の映画)
3.0
LAPDのS.W.A.T.部隊に所属するCutler(Gabriel Macht)は、訓練講師としてデトロイトへ招かれる。現地での訓練中に、被疑者と容疑者が立ち替わる異様な人質事件が発生。現場に突入したCutler達の前で、救出したばかりの女性が自決してしまう。


◆え、続編??えっ…??

豪華メンバーが面を揃えながら、破茶滅茶な脚本。それでもエンタメ作品として楽しく見れた前作。いや〜やっぱりC.Farrellは格好いいなぁ!S.L.Jacksonはシブいし、M.RodriguezもLL Cool Jもいい味だしてる!ヒールもJ.Rennerって豪華だなぁ!

おや?みんな何処へ消えたの?

前作と同じなのはLAPDのS.W.A.T.メンバーの一人が主人公という事だけ。前作から続投しているキャストがいない!これいかに!

事件はLAじゃない!デトロイトで起きているんだ!

これマジで続編として作る意味あったの?
完全にディープ・ブルー化してるじゃん?


◆作品単体としては及第点

前作のS.W.A.T.メンバーの活躍が見られる!と思っていると肩透かしを食らいますが、前作と切り離して視聴するとこれはこれであり!

ちょっとどころかかなり強引な展開の仕方で、「結局こいつって何者なんだっけ?」「え?なんでこの人たちデキてるの?」「あれ?君達いつの間に仲直りしてたの?」という様な視聴者側の疑問は最後までスルーされるものの、途中でやめやめ〜と投げ出したくなる様な作品でもありませんでした。

前作のようなテンポの良い逃走劇ではなく、陰湿な頭脳犯(君はそもそも何をされてる方なの?)が仕掛ける罠を掻い潜るサスペンステイストで、前作と違った良さがあったのは事実!サスペンステイストなのに頭すっからかんでも楽しめる雰囲気エンタメでした!

作中にちらっとオバマ元大統領の写真がカットインしたり、コロンバイン事件やイラク派遣などの時事ネタを盛り込んでいた所も面白かった!