よーだ育休中

ドラえもん のび太とアニマル惑星のよーだ育休中のレビュー・感想・評価

3.0
夜中に寝ぼけたのび太がピンク色のもやを抜けると、二足歩行で歩き、人間のように話をする動物たちが暮らしている世界に行き着いた。友好的なアニマル惑星の住人たちと仲良くなるドラえもんらだったが、この星には不思議な神話が語り継がれていた。

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|「20:00  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ l\
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|| 『 90's_animania 』 ll
|| 提供 あちゃん よーだ ll
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 (  ) ̄旦 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∕


◆大長編ドラえもん第十一弾

藤子・F・不二雄(当初の名義は藤子不二雄)により1969年から連載された日本を代表する漫画『ドラえもん』の大長編作品。

大長編十一作目のテーマは『環境破壊』。

ピンク色のモヤを抜けると、そこは擬人化動物たちの世界でしたー。作品の前半はポップでチャーミングなアニマル惑星が描かれています。緑豊かな星で平和に暮らす動物たち。犬のおまわりさん、手紙を食べちゃう白ヤギさんと黒ヤギさん。まるで絵本の世界を見ているようで、急に対象年齢が低くなったように感じます。

アニマル惑星に馴染むためにドラえもんが出したひみつ道具は《動物ごっこ帽子》。この「ごっこ」というネーミングセンスもほんわかした雰囲気を出しています。ネコ耳をつけてもタヌキと言われるドラえもん。道具の性能が知れてしまいますね。


◆ 夢はね、見る人の知能程度が表れるの!

随分と知能程度の低い作品を出してきたものだと思っていたら(超失礼)急ハンドル。【アニマル惑星】というタイトルと今までの雰囲気からは想像できない程に重たいテーマが待ち構えていました。

裏山を開発してゴルフ場にする計画に反対するのび太ママが環境問題について猛勉強。第三者話法的に食料問題やエネルギー問題にまで言及する説教シーンはかなり強引に感じましたが、本命は【月の悪魔ニムゲ】。核戦争により荒廃したアニマル惑星の衛星でひっそり暮らしている人間型宇宙人の歴史と行動は非常にシニカル。過去一前後半の落差が激しい作品でした。


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Dear.あちゃん

最初は幼稚園児向けの作品かと思ったけど、後半の風刺がキレッキレで驚いた∑(OωO; )!!
僕は割と見た夢をすぐ忘れるんだけど、この間うちの子が寝言で「僕もサメ食べる」って笑ってて。どんな夢見てるんだよって気になった( ˙꒳​˙ )

実は今日誕生日で、あちゃんと同時レビューできて嬉しく思っているよ(⌯'ᵕ'⌯)´-
ありがとう( ¨̮ )!!