しろくま

ミッション:インポッシブル ローグ・ネイションのしろくまのレビュー・感想・評価

3.9
《今晩は、ハント君》
〝通常なら君達の任務は、シンジケートの壊滅だが、今回はそうではない。我々がそのシンジケートなのだ。我々の標的は君達だ。そこで今回の任務だが、我々に捕らえられて殺されることだ〟

これまでもイーサン・ハント(トム・クルーズ)の所属しているIMFでは、仲間同士で騙し合いをするシーンが多かったから、シンジケートも嘘の任務を伝えて攪乱させたり、IMFの情報を手に入れようとしたりしてもよさそうなんだけど…。ちょっと怖い宣戦布告だけど、悪の組織なのにドロドロIMFみたいに嘘をつかないのは潔い。それに、あのレコードによる指令って、本作の元ネタのドラマ〝スパイ大作戦〟第1話のオマージュっていうのもいいね。

冒頭から飛行機にしがみついて侵入するという息もつかせぬ豪快なアクションで楽しませてくれたけど、あのシーンってCGじゃなくて本人がスタントなしで演じているって凄すぎ。水中のシーンも息を止めて演技をしていたって聞いてビックリ。本物にこだわっているのは分かるけど、CGの技術も格段に進歩してきているから、そんなに無理はしなくてもいいのに…。

第3作で謎のまま終わった〝ラビット・フット〟。結局話を盛りたいだけのマクガフィン(とてつもなく重要なものだけど、具体的には何を指すか考えてないただのきっかけ)だったけど、その〝ラビット・フット〟が、本作でちょこっと出ているけど見つけられるかな。  

視聴メモ:2023.10.07/151/図書館DVD(吹替)
しろくま

しろくま