《早く正体を知りたいんだ。急いでくれ！！》
〝緊急の課題は尻尾の正体よりも今後の対応です〟〝対処フローの選択肢はシンプルで、静観つまり野放し、もしくは捕獲か駆除か、それとも湾外に追い出すかですね〟
ということで、速やかに巨大不明生物の情報を収集し、駆除、捕獲、排除と各ケース別の対処方法について検討を開始するように指示を出したものの〝どこの役所に言ったんですか？〟って話になって、それって害獣駆除なのか、武力攻撃なのかで省庁が違うってことね。結局ちっとも速やかな対応ができず、巨大不明生物の正体についても省内や大学や研究機関の学識経験者を招聘し、緊急の有識者会議を設置するための候補者リストを作成しないといけないみたいで…。こんなことをやっているから対応が遅れて…。
緊急対策本部を設置して避難計画を立てて、万全の態勢で臨もうとしたばっかりに…。最終決定が総理にゆだねられるために〝総理どうしますか？〟の連続で、まるで大河ドラマの〝どうする家康〟状態。
衝撃的だった1954年公開の第1作ゴジラ。しかし、シリーズ途中から体型が丸っこくお茶目にシェーをしてお子ちゃまウケを狙って迷走してたので、本作のような原点回帰は大歓迎。政府の対応や諸外国の反応はそれっぽいし、特撮もかなりリアル。
ただ映画のラストが謎。この秋に公開予定の新作は、その後を描く〝シン・ゴジラ2〟だと思ったら、違う監督さんで新たな展開？どうなることやらだね。
視聴メモ：2023.08.06/113/図書館🅼ＤＶＤ
