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日曜日の人々
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『日曜日の人々』に投稿された感想・評価

ヴェルトフの『カメラを持った男』に感化されて制作したという素人俳優映画。しかしメンバーを見てみると凄いな。

陽光を全身で受け止め寝そべる休日の若者たちの光景が美しく、アップの異様な多さは名も無い一般人の名刺代わりとなる。
写真撮影から人々の顔が静止画となっていく過程で、徐々に映画スターの宣伝スチールへ変容していくモンタージュがとても良かった。仕事も生活も稼ぎも全く違うのに彼らは同じ人間なんだよな。

「現在、数百万の人々が次の日曜日を心待ちに働いている」社畜になったら毎週観るかも…。
atsuki

atsukiの感想・評価

4.0
ゴダールが『あるカタストロフ』でキスシーンを引用した理由が分かった気がする。ウイークエンドは終末。
エドガー・G・ウルマ―とロバート・シオドマクの共同監督で両者の監督デビュー作。脚本がビリー・ワイルダーとカート・シオドマク。撮影ユージン・シュフタン。撮影助手フレッド・ジンネマン。※Filmarksのスタッフ表記は何から引用したのだろう??

1929年、世界大恐慌寸前のベルリンで撮影。男2名、女性3名の素人の若者たちを主役に、日曜日の街の様子と彼らのピクニックの風景を即興的な撮影で描く。。。

念頭に置くべきは本作が1930年のドイツ映画であること。ドイツ表現主義の全盛期であり、世はヒトラーが政権奪取(1933)へと歩を進めていた時代。ドイツの若手クリエイターが集まって、祖国の瑞々しい青春と平和な風景を一本の映画として残していたことに感慨を覚える。彼らはこの後アメリカに亡命しハリウッドで花開く。

ヌーヴェル・ヴァーグを遥かに先取りした一本という見方もできるだろう。本作が公開された1930年にゴダールが誕生し、丁度30年後に「勝手にしやがれ」(1960)や、ロジェ監督「アデュー・フィリピーヌ」(撮影1960)が制作されたのだ。

ウルマ―監督は後年のインタビューで”ロシアのジガ・ヴェルトフ監督「カメラを持った男」(1929)に触発されて本作を作った”と語っている。しかしウルマ―は大ウソつきで有名なのでこの言葉も信用できない。同作よりも、先駆けて作られたベルリンの都市ドキュメント「伯林=大都会交響楽」(1927)の方が、ロケーションは当然ながらニュアンスも近いように感じられた。

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