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ブレンダンとケルズの秘密のmayumayuのレビュー・感想・評価

ブレンダンとケルズの秘密(2009年製作の映画)
3.9
年末に娘と見る映画を探していて発見。昨年ソング・オブ・ザ・シーを娘と見て‥感動だった。
トム・ムーア監督の「ケルト3部作」の第1作のようである。
ダウンロードして、実家の布団にくるまって、夜2人で見た。

9世紀アイルランド。修道院長の甥である少年、ブレンダンが主人公。
真面目で頑なな修道院長はバイキングの襲来に備えた砦の建設で頭がいっぱい。しかしブレンダンをはじめ修道院の人々は芸術を好み大切にする者も多い。そこにバイキングに襲われたアイオナ島から逃れてきた修道士エイダンが聖なる書を携えて現れる。書の執筆の役に立ちたいと、インクの原料の実を集めようと森に足を踏み入れるブレンダン。森の精アシュリンとの出会い。書の執筆。クリスタル。書を守る者、砦を築く者とのせめぎ合い、そしてバイキングの襲来。

アイルランドの文化には全く詳しくない。そんな親子で見ても、非常に美しいアニメーションと音楽。
昨年見たソング・オブ・ザ・シーもそうだったが、完全なる二次元だが色使い、光、紋様が非常に美しい。
森の描写、クリスタルを持つ蛇のような生き物の描写、オオカミとアシュリン、言い表すのが難しいが素晴らしい。バイキングは完全に壁画のように描写されているが、おそらく本来はかなり残虐なシーンを描いている。
フィルマの他の方のレビューをいくつか読ませて頂いたが本当に勉強になる。
ケルズの書、いつか見ることが出来たらいいのに。
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