久々に時間ができたので、未鑑賞作品を鑑賞。
少し前に、本作のポスター写真がパロディとして『ばかうけ』に変わっていたのを鮮明に覚えている。
＜あらすじは…（映画.comより引用）＞
カナダの鬼才ドゥニ・ビルヌーブが、異星人とのコンタクトを描いた米作家テッド・チャンの短編小説「あなたの人生の物語」を映画化したSFドラマ。ある日、突如として地球上に降り立った巨大な球体型宇宙船。言語学者のルイーズは、謎の知的生命体との意思疎通をはかる役目を担うこととなり、“彼ら”が人類に何を伝えようとしているのかを探っていくのだが……。
＜レビュー＞
この映画は色々な意味で新鮮な作品（地球襲来系で、アクション映画ではないことも含めて）。
「ここはきっと重要な伏線なんだろうな…」と思う部分が終始あるのだが、まさかこのような形で回収されるとは…！このような『裏切られ方』は今まで経験したことがないし、ある意味では伏線を回収しきっていない（観衆に委ねている部分がある）のも良い。
少しでも詳しく語るとネタバレになりそうなので、とにかく作品を一度観ていただきたい。
ストーリー自体はもちろん良いのだが、そのテンポというか、間の取り方が本当に秀逸。最初からすべてを見せるのではなく、『見えるか見えないかのすれすれの部分』を常に攻めている感じが、観衆の緊張感をくすぐる。
どうでもいいことかもしれないが…
上記の通り、原作は『あなたの人生の物語』という短編小説なのだが、冒頭から「あなたの物語は…」の台詞から始まるのは正直芸術点の高さを感じた（実際、この言葉が結末に非常に重要な意味をもたらすのだが）。
一度は観ていただきたい作品です！
是非ご覧ください！
