ルーク大佐

L.A.コールドケースのルーク大佐のレビュー・感想・評価

L.A.コールドケース(2018年製作の映画)
3.8
ジョニー・デップ&フォレスト・ウィテカーという、二大自閉系っぽい演技をするプロ役者がバディを組んで有名な未解決事件を追うのだから、関心を惹かざるを得ない。

ジョニデはこういう報われないミニマム小市民ヒーローをやると、プライベートの醜聞を吹っ飛ばすパワー演技を見せつける。
LA市警にとって悪評を糺すには、市警内のダーティー刑事の振る舞いを隠さずに、逆に市警にもこんな正義感の強い刑事がいたんだな、と映画で示す方法もあるのかも。

なんともやりきれない話ではあるが、白人警官VS黒人が社会問題化している時代背景があったころだけに、LA市の上層部が警察の〝威信w〟を守るため、事件の捜査におよび腰だったことはあるだろう。

刑事とジャーナリストがさまざまな妨害を乗り越え、事件の真実を追求する骨太な物語である。プール刑事の最期がまたミステリーを呼び起こす。

良作ドラマ『SEAL Team/シール・チーム 』のレイ役ニール・ブラウンが悪党警官をタコ演技でやっててびっくりした。
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