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プーと大人になった僕のmayumayuのレビュー・感想・評価

プーと大人になった僕(2018年製作の映画)
3.8
9歳娘と鑑賞。実写版なので、アニメのように、プーさんたちのちょっととぼけた会話を、くすくす笑いながら安心して見る感じではなく。
クリストファーロビンは、(やはり!)誠実な大人になっていて、家族も大切だけれど、仕事もまじめに責任感を持ってこなそうとする人になっています。がんばればがんばろうとするほど娘や妻と心が離れていってしまうところにプーさんが登場。最初はリアルモードのクリストファーロビンとは噛み合わず、(それでも彼はかなりのいい人)ついにプーさんが消えてしまうところはかなり悲しい気持ちになりました。アニメ版とはここが違う。
以下ネタバレです。









物語としては仕事や大人としての責任、その時代の社会の当たり前に縛られて、家族と心が離れかけていたところを、プーさんたちがやってきて、てんやわんやしながら絆を取り戻し、仕事も上手くいくという他愛のないものですが、プーさんというほんわかしたキャラクターを実写にする落とし所としては良いかと。
ディズニーアニメの明度の高い色彩ではなく、でもあの大好きなプーさんたちを彷彿とさせながら、リアルな縫いぐるみが動いている世界はとても素敵です。あいにくプログラムが売り切れていて買えなかったのですが、どうやって実写のプーや、コブタやイーヨーやティガーを作ったのか知りたいです。
ユアンマクレガーは、俳優さんだから当たり前かもしれませんが、まるで配役そのひとのように見えますね。かといってカメレオン俳優という訳ではなくて。
吹き替えが堺雅人さん。私は堺さん好きな俳優さんのひとりですが、彼はかなり特徴的な声の持ち主なので、今回は正直字幕で見たかったです。
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