【奴は何者だ?】
まぁ痛快、豪快だのなんので、映画としての総合力の高さを感じさせる一作。
マカロニウエスタンへのリスペクトもさることながら、日本の古き良き時代劇っぽさもしっかりと感じさせてくる。
ジェイミー・フォックス演じるジャンゴは、序盤は借りてきた猫っぽさが強かったけど、長尺を有効に使い倒した結果、段々としっかりとしたヒーローになっていくのだから面白い。
ただ、ディカプリオ演じるカルビンというキャラクターをもっとしつこく押し出しても良かったんじゃないかなぁという気もする。
ディカプリオ自身が持つ存在感の強さゆえに、かなり抑え込まれていた感があった。
映画史に残るようなヴィランになりそうだったのにそこはちょっと残念。
ちなみに、この映画が舞台とする1858年はまだアメリカでダイナマイトが販売されていなかったとか…え、、、。