《うちの夫ったら…》
〝定年になってから毎日が日曜日だと思っているのよ。主婦には休みはないのにね〟〝主婦にも定年があるべきよね〟〝洗濯も食事もこれからは、各自でお願いしますって、言ってみたいわよね〟
会社勤めから解放されてやっと定年を迎えたのに…。家でゴロゴロしながらのんびりできると思ったら、妻からは冷ややかな視線が…。家にいると粗大ゴミみたいな扱いを受けるのが嫌で外出をするのだけど、やることがなくて公園でぼーっと日が暮れるまで日向ぼっこをする毎日って辛いなあ。
夫が定年になって、大変なのは奥さんの方も。家に夫がいるのが大きなストレスになることもあるみたいで、それって〝夫源病〟とか〝主人在宅ストレス症候群〟っていう心疾患なんだとか…。
本作に登場する大原家(夫:橋爪功・妻:高畑淳子・娘:剛力彩芽)では、夫は麻雀仲間と妻の愚痴を言い合って盛り上がっているし、奥さんは趣味のコーラス&コーラス仲間とのおしゃべりでストレスを発散していて、問題なさそうだけど…。いや、そうでもないみたい。
本作では、橋爪功さんと高畑淳子さん夫婦が終活について考えていくうちに、ある決心をするのだけど、そういうのもありなのかもね。ただ、橋爪功さんの娘が剛力彩芽さんっていうのはどうなの?年の差があり過ぎて、孫娘とお爺ちゃんにしか見えないんだけど。
終活を勧める葬儀社のチーフの松下由樹さんの話は説得力があって〝なるほど〟な話が満載。どこの銀行と取引があるのか、生命保険はどうしているか、亡くなったことを誰に連絡すればいいかなどをエンディングノートに書いて遺族が困らないようにしておくのって大事なんだね。
視聴メモ:2023.12.29/191/図書館DVD