乱文。
異食症の病気のことはわからないけれど、「絶対自分が後悔するってわかってるんだけどやっちゃう」みたいなことは自分でもよくあるし。
やったときの達成感と、やらなきゃよかったのぐちゃぐちゃな自己嫌悪に少し責任転嫁が混ざった感情がヤミツキというかクセになる。
主人公のハンターに自己投影しながらも、自分以上にアクセルを踏み続ける彼女に呆れとか返ってこい・・・みたいな気持ちになる。
物語の最後彼女が飲み込んだものは、異食とは関係なく、ずっと口からも排泄物としても吐き出されないもっとも飲み込みにくかったものだった。
行く宛てもなく居るはずなのに、スッキリしたような足取りで、自分も同じく見てよかったなと思えた映画だった。
物語を通じて、彩色がすごいよくて、ビビッドだったり、どんよりしてたり。もう一度見るときはそこを注目しながら楽しみたい。