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アクアマン/失われた王国のRenzのレビュー・感想・評価

アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)
3.8
DCEUの残りかす扱いの作品にするにはあまりにも惜しいヒーロー、アクアマンの2作目。

前作のようなインパクトは無くても普通に面白い、重苦しいザックバース路線を諦めた後の、明るく楽しい単体作路線の映画となっています。

アドベンチャーにバトルにモモアマン💪はもちろん弟くん、我らがドルフ・ラングレン💪、ニコール・キッドマンにあのアンバー・ハード💪までちゃんと活躍しますぞ。
でも一番の押しは最後までチョコたっぷりみたいな名前の青だこ君🔵🐙!次点は甲殻類の王様👑🦞!

本作の弟くんはとても良い奴で、前作ヴィランだったのが信じられないぐらい。作中でロキと呼ばれるシーンあるからMCUの世界ではDCコミックがあったように、マーベルコミックがある世界なんだろうな。

そんな明るく楽しい映画にも問題点はあります。

まず、ストーリーがありきたり。
悪者の企みによって世界が危ないから阻止しましょうね、というよくある展開。

その悪者も前作にも出たブラックマンタさん。
いくら強くなったとはいえ、再生怪人相手にしてる感があって物足りない。

それに某蟻男に出てた人が博士役やってたけど、マンタさんは彼を自由にさせすぎではないか?とか気になったり。

あんな巨大生物のいる島があったり、緑色の煙だす火山があったり、そこまで地上がおかしくなってたら他のヒーローはもちろん、世界各国が気付くでしょ、と思ったり。

あとアトランティスの王が水槽で魚飼うのはいいのか?ってのも気になるけどそれはまあいいや。

まあ、根本的な問題はDCEUはこれで終わりであり、次回作もなさそうなところ。
いくら単体作が面白くてもやっぱりヒーロー映画は次作を期待してナンボだと思います。
結局のところ他作品のヒーローがでてきたらアガってしまうファン心理もあるわけです。

実際、単体作路線になってからザックバース路線のときより興行成績が下がってきてるわけです。
あのロック様のブラックアダムにしてもその流れは防げませんでした。

つまり、MCUというゲームチェンジャーの影響で、ヒーロー映画はユニバース化を余儀なくされているのです。
その流れに逆らえるのはDCではバットマンぐらいじゃないかな?
MCUですら落ちてきてる昨今、DC(DCU)は巻き返しなるか!?
…ってブルービートルのときも同じようなこと言ってたような気がする😅。
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