聖闘士星矢の実写映画をやると聞いたとき正気か？と思ったが、やっぱりという出来。
なんせドラゴンボールと同じく常に戦ってばかりの原作なので、ストーリー作りが非常に難しいから。アニメ映画だったら戦ってばかりで問題ないんだけどね。
聖闘士星矢の魅力はこの手のジャンルのはしりともいえる美少年5人組バトルものということ、ピカピカ聖衣の魅力、黄金聖闘士のカッコ良さ、原作とほぼ同時進行だったアニメのケレン味たっぷりの演出、といったところだと思う。
じゃあ本作はどうかというと上記の魅力がないのだ。そりゃヒットするわけないよ。
真剣佑は良い体で頑張ってたし、辰巳ポジのマイロックというキャラの活躍も良かったのでそこが見どころってぐらい。
特に残念なのが聖衣。もっと派手にしないと。
でもその聖衣を無骨な感じにするよう言ったのが、他ならぬ原作者の車田先生その人なのです。
そもそも車田先生御本人は男臭くて硬派なものを求めている感があります。本来は男坂のような漫画が描きたかったけど、ヒットしたのは聖闘士星矢の方でした。
おそらく次作は難しいと思われるので、アニメの方の映画、天界編序奏の続きをやってくださいお願いします！🙏
あれも微妙だったけど、次作は天闘士がもっと出てきてこれからってところだったし。
