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四畳半タイムマシンブルースのmayumayuのレビュー・感想・評価

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娘は森見登美彦が好きだ。
そんな彼女に『限定公開のこの映画を観に行きたい」とお願いされたら、頑張るしかない。
というわけで3週間限定公開最終日の金曜、仕事帰りに無理くり行ってきました。
疲れていたおかげで少し寝てしまいました、珍しく‥なのでスコアレスとします。(でもその後今日現在も上映延長しています‥まっいいか。思い出だから😆)

私は四畳半神話体系の原作のみ読了済。サマータイムマシンブルースや四畳半神話体系アニメは未視聴でした。
原作もアニメも、ナレーションが説明的でとても饒舌な印象。ボーっとしている私にとっては、やや時間当たりの単語数が多めなのですが、なかなか面白かったです。
神話体系にはいなかったけど、田村くんが好きだったなぁ。田村くんの正体は早い段階で予想がついたけど、それで面白さが減ったりはしない。私にとってはEテレの言葉ドリルに出てた俳優さん、本多力さんがCVしてました。
昔懐かしい、エアコンがある部屋がひとつしかないような学生アパートで、タイムマシンによって未来を変えてはいけないと、懸命に頑張る、この広い世界の中でささやかな努力を続ける若者たちの愛しさ😆
原作はオムニバスで一人称で、最初は気づかなかったが、「私」のことを小津は本当に好きなんだと思う。今流行りのマルチユニバースのどこにいても、小津は「私」の近くにいるのだもの。ギザギザ歯のキャラクターが楽しい😄
涼やかな明石さん、鴨川周辺、京都を表現するアニメの美しさ。
いやあ、若かったら京都で大学生になりたいと夢想しちゃうだろうな、これ。
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