calanqueさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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リリーのすべて(2015年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

アリシア・ヴィキャンデルはとても魅力的だった。
この時代に性同一性障害を抱えて生きるのは相当な苦しみだっただろう…という思いは伝わってはきたけど。
いまいち腑に落ちない点も多く。

世界初の危険な手術
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第三夫人と髪飾り(2018年製作の映画)

3.0

「青いパパイヤの香り」を彷彿とさせるようなゆったり感。
いつの時代のどんな国でも苦労して苦しんでいる女性達はいる。
とても洗練された美しい映像で、どこか欧米人が理想とするようなオリエンタリズムを感じる
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月曜日のユカ(1964年製作の映画)

3.8

オープニングがとってもキュート!
加賀まりこの魅力が存分に詰まっている。

もっと不機嫌で気だるい女の子の話なのかと勝手に思ってたんだけど全然違った。とてもシュールで独特な映画。
1964年の邦画…こ
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ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ(2009年製作の映画)

3.6

個人的に、松たか子はこの世で一番和装が似合う女優だと思う…。
この映画の松たか子は特に綺麗。

太宰治に特段の思い入れはないけど、なかなか面白かった。
しょうもない感想だけど、本当に「美人は得する」と
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.5

まさに村上春樹の小説を読んでいるかのような映画。
面白いのか面白くないのか、中身があるんだか無いんだか、心地良いんだか悪いんだか、分からないけど夢中になってしまうやつ。
西島秀俊は無機質な感じがするか
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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

2.5

うーん。
内容はともかく、これは綺麗な映像と雰囲気を楽しむ映画なのかな…。音楽もとても良かったし。
それにしてもカルリートス、ボーダーが似合いすぎる。個人的にはこの俳優の美しさが、頂点を越えてやや下降
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.3

チョ・ミンスさん目当てで鑑賞。想像と全然違う映画だった。面白かったけど。

最強すぎる女子高生を見てたら「高校事変」ていう小説を思い出した。あれも韓国あたりで映画化して欲しいと思ってる(日本では色々無
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百円の恋(2014年製作の映画)

3.5

今まで安藤サクラの良さが今ひとつ分からなかったけど、この映画は良かった。
クズな登場人物だらけだし、楽しい話でもないんだけど後味は悪くない。
根岸季衣がカッコよかった。

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

2.0

勝手にスポ根モノと勘違いして鑑賞(無知なもので…)

メッセージとしては、資本主義とそれに飲み込まれている人々への警鐘、という事なのか?
ファイトクラブの存在がカルト宗教そのものだと思った。視覚的にも
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

3.3

時系列が少し分かりにくいのと、ちょっと無理な展開では?と思う箇所も少々あったが良い映画だった。
日本の福祉制度について色々考えさせられた。申請ひとつするにも分かりづらくて結局諦めてしまう人もいたり。困
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誰も守ってくれない(2008年製作の映画)

2.5

ネットやマスコミの怖さをやや誇張し過ぎていて、リアリティに欠けている気がした。
しかし、加害者家族は犯人と同罪、と考える人は思いのほか多いのだろうか?
被害者やその家族からしたらそんな思いにもなるだろ
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魚と寝る女(2000年製作の映画)

3.5

めちゃくちゃ痛いし怖いんだけど、どこか幻想的。
ラストシーンはアートな感じが炸裂していて好き。

釣り小屋の女役は当初「受取人不明」のチャングクのお母さんが演じる予定だったそうで、監督にいきなりチェン
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アンナ・カレーニナ(2012年製作の映画)

1.0

わりと期待していたのにガッカリ…。
アンナとヴロンスキーが頭悪い2人にしか見えない…
道ならぬ恋の情緒が全く感じられず。

ガッカリポイントは色々↓
・期待していたよりもキーラが美しく見えない
・ヴロ
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岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.3

まりこの演技がとてもリアルで、和田光沙さんの演技力に脱帽。実際に障がい者の方と会って研究されたのだろうか。

とても辛い内容だけど、こういう現実を描いた映画は必要だと思う。しかもこの映画は容赦なく「見
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女は女である(1961年製作の映画)

3.5

初めてのゴダール作品。
映画論とかよく分からないけど、斬新な演出とひねくれ感が好き。
映画として面白いのかは分からんけど。

それにしてもアンジェラのファッションが可愛すぎる。世界中の女子が憧れるステ
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

2.0

とにかくうるさくて、暑苦しい…。
宮本をはじめとして、登場人物全員無理。
あんな叫んで騒いで、自宅でも職場でもよくトラブルにならないなって思う。

予備知識ナシで観たのでもっと爽やかな話だと思ってたけ
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台風家族(2019年製作の映画)

2.0

何かイマイチ楽しめなかった。
何が良くないのか🤔
テンポが良くない?コメディとしても人間ドラマとしても中途半端な気がする…。
若葉竜也だけはとても良かった。

巴里のアメリカ人(1951年製作の映画)

4.5

タイトルはあまりに有名だけど観たことなかった映画のひとつ。
「ロシュホールの恋人たち」でジーン・ケリーが好きになった事もあって鑑賞。

とても良かった!!
結構笑えるシーンもあって明るい気分になりたい
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反撥(1964年製作の映画)

3.5

ドヌーヴ様&ポランスキーと聞いて飛びつくように観てしまったけど…怖すぎ。

お人形みたいに魂の抜けたドヌーヴ様の演技が新鮮。
大人の女なのに不自然なほど幼女っぽいキャロル。執拗に付き纏う男たちは変態ポ
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母なる証明(2009年製作の映画)

4.6

「パラサイト」が全然ライトに感じてしまう。個人的には「殺人の追憶」よりも重い映画だった…。
ウォンビンの演技が凄い。魂の抜けたような目、底知れぬ怖さを感じた。

それにしても、何てやり切れない結末なの
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さがす(2022年製作の映画)

3.0

巧みな脚本、面白かった。
でも2度は観ないかなぁ、血はたくさん出てくるし遣る瀬無い話だし、いい気分にはならない。
西成は個人的に興味のある地域なので、映画の中とはいえちょっと体験出来て良かった。

郵便配達は二度ベルを鳴らす(1942年製作の映画)

3.8

『郵便配達は二度ベルを鳴らす』

このタイトルが素敵過ぎてカッコよすぎていつかは観たいと思ってた映画。
郵便配達は本当に出てこない😅

ジーノの顔が個人的にめちゃくちゃタイプでした。イケメン…。
イタ
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生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

4.0

寧子はかなり極端な例だけど、誰だって多かれ少なかれ「生きてるだけで、疲れる」って思ってる。発狂したり、全速力で走ったり自分の感情を制御できなくなる感じ、すごく分かる(これを本当にやるかやらないかが分か>>続きを読む

ラブ&ポップ(1998年製作の映画)

4.3

奇抜なカメラアングル、溢れ出る変態感…。すごく良い。
裕美の語りの中にはハッとさせられる台詞がいくつもある。馬鹿のように見えて決して馬鹿ではない少女が、様々な変態との出会いを通して成長していく様がとて
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Love Letter(1995年製作の映画)

2.0

映像はとても綺麗。
美しい中山美穂を鑑賞する映画だと思えば良し。
でも、中山美穂の演技がもともと苦手な上に博子のキャラクターも苦手なんだよね…。

ストーリーもベッタリ甘いように見えて、実は結構残酷な
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ステキな金縛り(2010年製作の映画)

4.0

私が好きな三谷幸喜作品はこの映画までだったと思う。
深津絵里の可愛さが炸裂!
あと、西田敏行が大好きなので大満足。
確か砂鉄?を使った証人喚問は爆笑した。

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

2.5

エマの表情とか仕草、魅力的すぎてドキドキしてしまった…。
過ちを犯したのはアデルだけど、移り気なエマにも問題あると思う。アデルの前に付き合ってた彼女どこ行った??

あと、美術だの文学だの夢を追い掛け
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悪人(2010年製作の映画)

4.0

祐一と光代が愛し合うようになったのが急で不自然…という意見も多いけど。

お互い田舎の小さな町に縛り付けられ、懸命に生きているのに人に軽んじられ、鬱屈した思いを抱えてる…同じ境遇の人物との出会いによっ
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ゴースト/ニューヨークの幻(1990年製作の映画)

3.8

有名だけど今までちゃんと観たことなかった映画のひとつ。
モリーが中性的なのに色っぽくて可愛い。

意外とサスペンスホラー感があってちょっと怖いところもあったけど、良かった。
サムがんばれ!がんばれ!っ
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罪の余白(2015年製作の映画)

2.0

うーん、何か…。
咲の背景(何でこんなモンスターに育ったの?)とか描かれていないし、全体的に物足りないし雑な感じ…。
ちなみに咲の一番好きな映画ってなんだったのかな?明かされなかったけど。

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

2.8

ヘイリー・ベネットが時々石田ゆり子に見えた…私だけ?
どこか日本人っぽい?可愛い女優さん。

主人公の心の闇は出生時の出来事にあるとの事なんだけど、結婚生活で抱え込んでいたものがなぜ今更爆発したのかイ
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トッツィー(1982年製作の映画)

4.3

すごく好きな映画。
ドロシーモテ過ぎでしょう🤣
終盤、ジュリーのパパに指輪をお返しするシーンが大好きです。

コメディとしても最高だけど、この時代にジェンダーについて鋭く切り込んでいるから凄い。
19
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

2.2

うーん、よくありがちなストーリー。

誤送信したメール(しかも母親宛…)を社員に消去させにいくシーンとか、私は笑えなかった。
あと子役が可愛いんだけど、こまっしゃくれすぎ。

でもちょくちょく笑えたり
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嘆きのピエタ(2012年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

何かどうも国際映画祭で受けるように作った感が否めないというか…。こういう雰囲気にしとけば皆喜ぶだろ!的なあざとさを感じてしまった…。

でも、セーターを剥ぎ取って自分で着てしまうシーン好き。あの辺のシ
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ある船頭の話(2019年製作の映画)

3.0

あのお父さん、細野晴臣に似てる…と思ってたらほんとに細野晴臣でびっくり😳

個人的にはちょっと「春夏秋冬そして春」みたいな雰囲気を感じた。
俳優は豪華だし、映像も綺麗。
ただ、メッセージ(近代化により
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真実(2019年製作の映画)

2.8

ドヌーヴ様は素敵な年の重ね方してるなあ…。お屋敷や庭や小道具なども素敵で、癒されてしまった。
でも肝心のストーリーがいまいち期待してたものと違ってたかも。もうちょっとドロドロした愛憎劇をなぜか想像して
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