富士山さんのアニメレビュー・感想・評価 - 3ページ目

富士山

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少女☆歌劇 レヴュースタァライト(2018年製作のアニメ)

4.0

舞台原作という意欲作。何だか、なつかしい作品でした。エヴァ後にたくさん現れた難解で訳の分からないことを売りにする作品の雰囲気と、その傑作である幾原作品のテイストを今に引き継ぐものです。特に、幾原演出は>>続きを読む

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ブブキ・ブランキ 星の巨人(2016年製作のアニメ)

3.0

放送時から番宣ラジオで知っていましたが、このたびやっと本編を見てみました。思った以上に3Dがセルの演出になじんでいて、さすがでした。キャラの魅力としたら、手描きアニメよりもうまく描かれていると感じると>>続きを読む

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斉木楠雄のΨ難 第2期(2018年製作のアニメ)

5.0

何も考えずに見られて、ただただ楽しい。断片的には見たことがありましたが、このたび落ち着いて見てみました。「デジキャラット」や「ギャグマンガ日和」の流れをくむ、独自の演出センスを発揮する作品です。最近、>>続きを読む

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バジリスク ~桜花忍法帖~(2018年製作のアニメ)

3.0

いろいろと残念。まず、時間を前後するようなギミックとそれにともなう史実との乖離が、前作にあったシンプルとわかりやすさ、その代わり深められた個々のキャラの造形という魅力を削いでいます。そして、アクション>>続きを読む

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海賊王女(2021年製作のアニメ)

3.0

「ヴァイオレットエバーガーデン」の時も感じましたが、それ以上の倒錯感。アニメ用に単純化されたストーリーに恐ろしくかっちりした、密度の高い絵と動きが付くことの違和感です。特にアニメ的な誇張やデフォルメが>>続きを読む

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平家物語(2021年製作のアニメ)

5.0

原作の空気を汲み取りながらも、独自の要素を加えた良作です。「コナン」や「ハイジ」もそうであったように、尺があればもうちょっと大胆に翻案してもよかったかもしれません。そこまで行かなくても、かつてGONZ>>続きを読む

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うらみちお兄さん(2021年製作のアニメ)

3.0

お兄さんあるあるかと思ったら、オトナあるあるでした。重厚なキャストで、ほぼシチュエーションによる会話劇なので悪かろうはずがないのですが、兄さんがオトナを代表していいのかはちょっと疑問でした。まあ、これ>>続きを読む

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SSSS.DYNAZENON(2021年製作のアニメ)

3.0

ストーリーもキャラの転がりも、やっぱり2は2でした。1ほどの驚きも熱も感じない。特に、昨今珍しい独自の問題意識に裏打ちされた個性的なキャラの転がし方には、まだやれるのではないかという消化不良感がありま>>続きを読む

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BEASTARS(2019年製作のアニメ)

5.0

食わず嫌いで、長らく知ってはいても見ていなかったのですが、とてもよかった。CGも丁寧に動かしてあり、確かに違和感があるところもありますが、CGアニメの課題であるツメタメの甘さも着実に改善されているよう>>続きを読む

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PERSONA5 the Animation(2018年製作のアニメ)

3.0

原作はやったことがないのですが、キャラクターもストーリーも独自の魅力を感じるもので、期待してアニメを見てみました。確かに悪くないのですが、魅かれるかといえばそうでもなく、ちゃんと原作を踏まえて丁寧に作>>続きを読む

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ぼくたちは勉強ができない(2019年製作のアニメ)

3.0

アニメ作品としては手堅い。ちょっと手堅すぎるくらいです。個人的には、この作品の「勉強観」がとても興味深いものでした。文系と理系は対立するもので、勉強とはテストの点である。これが、作り手の、少なくとも受>>続きを読む

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さらざんまい(2019年製作のアニメ)

4.0

「ユリ熊嵐」ならぬ、BLカッパ。幾原監督は人間関係のザラザラしたところをアナロジーに込めた、象徴的な作品が多いですが、これもそれ。ぱっと見、何を言っているか、何をやっているかわからないですが、ふざけて>>続きを読む

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BLUE REFLECTION RAY/澪(2021年製作のアニメ)

2.0

女の子が自分の存在をかけて戦う話に、耽美と百合をアレンジした作品。傾向としてはあり得る感じで、どう料理するかが課題の作品だと思います。が、頼るべきストーリーのないゲーム原作ということもあってか、やっぱ>>続きを読む

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オッドタクシー(2021年製作のアニメ)

5.0

最後の最後のオチはちょっと納得できませんでしたが、作品としては文句のつけようのない群像劇で、構成、設定、キャラクターとも見事な出来でした。こういう新しい人たちが定期的に入ってきて、これまでのアニメのフ>>続きを読む

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アンゴルモア元寇合戦記(2018年製作のアニメ)

2.0

再掲。この重い内容を今の深夜アニメの枠でやってしまおうという蛮勇にまず衝撃でした。原作未読ですが、結果的にそれなりにまとまっていたように思います。ただ、歴史ものは無限に密度を濃くできる厳しいコンテンツ>>続きを読む

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死神坊ちゃんと黒メイド(2021年製作のアニメ)

5.0

再掲。驚愕!これはアニメ史を塗り替える分岐点と言っていい作品だと思います。これまでどんなにお金をかけた劇場作品でも、テレビ作品でも、CGっぽい動きというものを引きずっていいました。具体的には、動きが安>>続きを読む

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転生したらスライムだった件(2018年製作のアニメ)

3.0

再掲。以前クモになるやつを見ましたが、驚くほど同じでびっくりしました。きっとこちらが元なのでしょうね。内容もこちらの方が充実している感じがします。言ってみれば国づくりのシュミレーションゲームを物語化し>>続きを読む

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3D彼女 リアルガール(2018年製作のアニメ)

2.0

再掲。オタクに優しいギャルとの恋愛をテーマにしたファンタジー作品。「電車男」の流れの末端につらなるようですが、「ヲタ恋」が出た後となってはどうしようもない感性の古さです。同じ年に放送されていたというこ>>続きを読む

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戦翼のシグルドリーヴァ(2020年製作のアニメ)

3.0

再掲。「ストパン」「ガルパン」の劣性亜流のひとつ。安直な企画に、守りに入った設定、安心安全な物語、オタクにしかわからないメタ伏線と、作品に特に見るべきところはありません。これが特にひどいという訳ではな>>続きを読む

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となりの吸血鬼さん(2018年製作のアニメ)

2.0

再掲。日常系ソフト百合アニメ。吸血鬼と百合が相性のいいのは分かるけど、ここまで何の芸もない作品は衝撃です。みんな少しでも差異化を図ろうと努力するものではないのかな。悪いところもいいところも見当たらない>>続きを読む

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多田くんは恋をしない(2018年製作のアニメ)

4.0

再掲。心が疲れた時にまったり見るにはもってこいの清々しい青春アニメでした。青春真っただ中の人にはこの貴重さは分からないと思うので、23:00ごろに流せばきっと救われる人も多いでしょう。個人的にはもっと>>続きを読む

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バカとテストと召喚獣(2010年製作のアニメ)

3.0

再掲。必要があって、一部を資料として見ました。初期の意図は完全に達しましたが、作品としては、まあこんなもんだろうというものでした。典型的な番宣が本編の作品です。タツノコ系だからかもしれませんが、なぜシ>>続きを読む

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四月は君の嘘(2014年製作のアニメ)

3.0

再掲。ヒロインを不治の病で殺しとけば泣かせるだろうというケータイ小説系の作品は大嫌いなのですが、この作品はちゃんと楽しく見れました。原作は未読ですが、アニメに限って言えば、演出と演技がちゃんとしている>>続きを読む

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ニセコイ(2014年製作のアニメ)

1.0

再掲。ひどすぎる。こんな伝統的なジャンルで新房演出をこれでもかこれでもかと突っ込む意味が分からない。新房演出の特徴の一つにカットバックの多用があると思うのですが、これは時間を繰り返すので強い印象を感じ>>続きを読む

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天晴爛漫!(2020年製作のアニメ)

3.0

再掲。さすがピーエーワークス。チャラチャラしない、意欲的なオリジナル作品で、その心意気は高く評価されるべきです。幕末からくり無国籍ものは正直めずらしくなく、ストーリーも堅実で華に乏しく、何より主人公の>>続きを読む

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ユーリ!!! on ICE(2016年製作のアニメ)

5.0

再掲。昔から知ってはいましたが、今回本気で見て、こんなすごい作品だったのかと戦慄しました。おおよそテレビレベルのクオリティではない。どれだけの予算とスケジュールを用意したのか、低くても高くても戦慄しま>>続きを読む

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蜘蛛ですが、なにか?(2021年製作のアニメ)

1.0

再掲。悠木碧アワーを楽しむだけの作品。これで単価がいっしょだとやれないですね。乱造される異世界転生もののひとで、アニメ業界を養うためのケインズ政策にでもなれば御の字です。無意味に煽られる感動、切迫感を>>続きを読む

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CONCEPTION(2018年製作のアニメ)

1.0

再掲。タイトルの攻めた感じとチュンソフトのコンテンツだということで、ひょっとすると突き抜けな何かなのかと期待して見たのですが・・・。これは何に使えばいいのかな。作品として楽しむにはあまりにエロゲークリ>>続きを読む

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魔王城でおやすみ(2020年製作のアニメ)

2.0

再掲。山崎監督で、このキャストということで、キレのあるギャグ作品を期待していたのですが、単に甘いだけのタルい作品でした。原作持ちのせいかもしれませんし、我慢して見ればよくなるのかもしれませんが、つかみ>>続きを読む

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歌舞伎町シャーロック(2019年製作のアニメ)

3.0

再掲。メインスタッフが女性ということもあってか、女性向け萌え要素を中心にいろいろな属性てんこ盛りな作品です。マジメとダメ男、ショタ、ヘタレメガネ等々。設定的にもストーリー的にも、狙った状況を作り出すた>>続きを読む

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ULTRAMAN シーズン1(2019年製作のアニメ)

3.0

再掲。単独の作品としては、それなりにおもしろいものでした。オリジナルなら悪くない作品です。でも、ウルトラマンである必要あるんでしょうか。大きくもないし、特殊な部隊も機材もない。ウルトラマンらしい楽しみ>>続きを読む

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LISTENERS リスナーズ(2020年製作のアニメ)

3.0

再掲。エウレカセブンをもっとおしゃれにして、曲中心にしたような作品。ボーイ・ミーツ・ガールのロードムービーにロボット要素を加えて、ロックの自由精神をテーマにしたのはわかるけど、ある種のメタファー感が強>>続きを読む

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B: The Beginning(2018年製作のアニメ)

2.0

再掲。演出はテンポはよく、作画もよい。非の打ちどころがないんだけど、意気込んだ設定の割に引き込まれるものを感じない。昔あった『L/R』とか『ウィッチハンターロビン』みたいな、ハードでカッコよくしたいこ>>続きを読む

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デカダンス(2020年製作のアニメ)

3.0

再掲。直接の関係はないのですが、『フリップフラッパーズ』のつながりを感じて楽しめました。全部見た訳ではないのですが、設定とお話はいまいちのれませんでしたけど。しかし、動きはリミテッドアニメーションを上>>続きを読む

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アルドノア・ゼロ(2014年製作のアニメ)

3.0

再掲。昔流行った時には見る気がしなかったけど、やっぱり押さえておかないといけないかなと思い立ち、見てみました。確かに、虚淵さん的なニヒリスティックなリアリティは感じますが、富野ロボットアニメのイメージ>>続きを読む

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安達としまむら(2020年製作のアニメ)

2.0

再掲。百合好きとしては押さえないとと、初めの数話を流し見。女の子同士の恋愛と友情の間の微妙な関係が描かれており、個人的な百合の定義にピッタリ合う、まさに百合作品でした。恋人でも親友でもあり得る独占欲と>>続きを読む

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