都部さんのアニメレビュー・感想・評価 - 3ページ目

都部

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メイドインアビス(2017年製作のアニメ)

3.7

緩いデザインと酷薄な世界観の対照的な配置が印象的で、そのせいか少年少女の冒険活劇に差し込まれる現実に即したグロテスクな描写にあざとさやわざとらしさがなくて悪趣味に転じきらないバランス感覚が割と好みだっ>>続きを読む

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兄に付ける薬はない!-快把我哥帯走-(2017年製作のアニメ)

3.9

シスコン兄貴と暴力的な妹による日常コメディ。そのビジュアルから中国の阿良々木兄妹と勝手に呼んでいたが、漫画独特のコマ単位のテンポ感の再現性が高いキレキレのギャグと微笑ましい掛け合いの数々が実に楽しくて>>続きを読む

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オーバーロード(2015年製作のアニメ)

3.1

人生の代替として時間を投じたゲームの中に閉じ込められてしまった男の悲喜劇としてそれなりに楽しめた。所謂俺TUEEE系ではあるがよく考えてみると既に本編が非業の末路のような虚しさが満ち満ちており、箱庭で>>続きを読む

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アイ・アム・グルート シーズン1(2022年製作のアニメ)

2.7

OP.EDを除くと三分程度の短編オムニバスで中身は皆無に等しいが、グルート可愛い💕する植物性愛者好みのシリーズとしては可もなく不可もなくな出来。ジェームズ・ガン節の効いたジョークも触り程度なのが不満だ>>続きを読む

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ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン 第2クール(2022年製作のアニメ)

3.8

愛と復讐のキッス〜石の海脱獄までを描く12話構成のクールで、引き続き安定感のある演技とアニメにより分かりやすく最適化された六部本来の面白さが存分に発揮されており大変グレイト。ウルトラセキュリティ懲罰房>>続きを読む

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テルマエ・ロマエ ノヴァエ(2022年製作のアニメ)

3.7

一新されたアニメ版の特徴として前アニメや実写版で交わされる恋愛要素をオミットすることで、ローマと現代日本の風呂文化の交流の掘り下げに尺を割けているという点が上げられ、個人的にこっちの方が作品として綺麗>>続きを読む

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ULTRAMAN シーズン2(2022年製作のアニメ)

3.5

前作から三年空いた事もあってか、CGアクションの見せ方がカット単位で目に見えて向上していて、六話完結と短いながらも満足度の高いエピソード群のアニメとして仕上がっていた。軸をタロウに絞ってるからその分 >>続きを読む

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ULTRAMAN シーズン1(2019年製作のアニメ)

3.6

1期鑑賞。ウルトラマンを原作とした、全編3DCGで展開されるアニメシリーズ。
ウルトラマンの因子を継承してしまった主人公の物語が軽妙なテンポ感と共に語られる流れは上々で、思ってた以上にしっかりとした面
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ゆるキャン△ SEASON2(2021年製作のアニメ)

4.0

安定性のある続編。
一期と比較すると終盤に伊豆キャンが四話分配置される構成だったので、単発の回が多めの前期と比較すると、より『旅』感を醸していた。そうした点で作品全体の流れに引き締まりがあるという意味
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ゆるキャン△(2018年製作のアニメ)

3.8

野外キャンプの魅力を主軸として、部活動としてその楽しみを共有するティーンズ達を描くアニメシリーズ。日常アニメであるが故に展開の起伏には乏しいが程よいテンポ感とディテールの精緻さが作品の雰囲気を堅実に形>>続きを読む

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モブサイコ100 II(2019年製作のアニメ)

4.0

1.2期鑑賞。
シンプルな作画ゆえか戦闘描写において高水準な作画が、次々に伸び伸びと展開されるのは視覚的に楽しくて良かった。原作から章立てが堅牢だからか概ねの流れは1&2どちらも良くも悪くも似通ってい
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ザ・カップヘッド・ショウ!シーズン1(2022年製作のアニメ)

3.4

カナダ産インディーズゲーム『Cuphead』を原作としたNetflixオリジナルシリーズ。

最新鋭の制作体系を土台として、往年のカートゥンアニメを強いて踏襲したクラシカルな作りをした本作は原作未履修
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xxxHolic(2006年製作のアニメ)

3.7

CLAMPの大人気漫画のアニメ化として雰囲気の再現性が高くまずその点で満足だった。狂った等身は、まぁ、見慣れるからよ。観念的な台詞回しと幻想的な劇伴に一話完結の怪異譚と、呑み込みやすく作られてるのも良>>続きを読む

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有頂天家族(2013年製作のアニメ)

4.3

現代京都にて享楽的な日々を過ごす狸一家の愉快な日々を追うアニメーション。
人間世界に慣れ親しむ狸達の飄々ぶりを描く一方で緩やかなる諸行無常な生と死が相見える独特の諧謔味は森見登美彦ならではの美味がする
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無彩限のファントム・ワールド(2016年製作のアニメ)

3.8

川神舞のおっぱいが見たくて鑑賞を始めたが、一話完結のSF怪異譚解決物として適度に緩くてなかなか面白かった。世界設定自体はハードSFだが、化学に纏わる逸話を題材に展開していくので呑み込みやすい作りとなっ>>続きを読む

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監獄学園(2015年製作のアニメ)

3.3

原作:平本アキラによる良質な作画によるエロコメディ漫画のアニメ化。
瑞々しさ……というよりも艶を異常に意識した漫画の作画をおよそ完璧に再現した作画が印象的で、低俗なネタの応酬に動きと音を加えて面白味を
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恋と選挙とチョコレート(2012年製作のアニメ)

2.4

生徒会の立場が異様に強い私立のマンモス校にて、食品研究部なる奇怪な部活の存続の為に生徒会長を目指す青春サクセスストーリー。
……だが肝心の選挙パートが微塵も面白くなかった。
というのも知略謀略が繰
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名探偵コナン ゼロの日常(2022年製作のアニメ)

3.0

名探偵コナンの大人気キャラクターである降谷零の日常。アニメ開始前からわざわざ『これはパラレルワールド世界の話です』と断りが入る気配りに少し笑ってしまったが、内容はいたって普通の日常アニメで三つの顔を持>>続きを読む

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ハイスクールD×D(2012年製作のアニメ)

3.9

10年代のエロコメディライトノベルの旨味を乗せた本作は、正にその懐古を求めていた私にとっては渡りに船の一作。
原作1.2巻を土台としている作品は珍しくないが、本シリーズはその構成が丹寧でエロコメティに
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はたらく魔王さま!(2013年製作のアニメ)

3.4

異世界から敗走して東京都の笹塚で、バイト暮らしを営む事になった魔王の日常を描くコメディアニメ。一般人気の高い作品なので少し構えていたが、わざとらしい笑いなどは極々少ない、現実と異世界のギャップを中心と>>続きを読む

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カードキャプターさくら クロウカード編(1998年製作のアニメ)

4.2

小学四年生の可愛気ある少女さくらの爽やかなカード集めの日々を描く一方で、辺りに広がる関係性は尽くインモラルという歪さに惹かれましたね。完全に食わず嫌いで今まで目にして来なかったんですけど、オタクと名乗>>続きを読む

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進撃の巨人 The Final Season Part 2(2022年製作のアニメ)

3.5

Part1に比べると物語も大詰めだからか、全十二話の構成が前期よりも綺麗という感触はあります。翻って原作の名場面の機微をアニメでは描き切れていないと感じる点もあるのは否めず。
大まかな作品評としては原
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がんばれ同期ちゃん(2021年製作のアニメ)

2.6

まず前提としてこの小娘のことが僕は約束された勝利までに遅延行為を繰り返すSNS漫画の典型的ヒロイン像過ぎて好きではないのですが、CVと映像が付くと受ける印象がそれなりに異なるのはありますね。

(同じ
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衛宮さんちの今日のごはん(2017年製作のアニメ)

3.6

staynightの世界観を間借りした、終始都合の良い平和的な世界線での『食事』を巡る日常の閑話の数々。家庭内暴力要素が濾過しきれないから排斥気味の間桐慎二に笑う。OP詐欺ですよ!
元々の話が殺伐な事
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ふらいんぐうぃっち(2016年製作のアニメ)

4.0

東北地方を舞台に展開する魔女木幡真琴による、一人前の魔女になる為の魔女授業を兼ねたまったり生活。このほっこりと最適化された和やかさが肌に馴染む。作画の安定度もさることながら、キャラデザや劇伴などの構成>>続きを読む

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トライブナイン(2022年製作のアニメ)

2.0

XB法が可決されて全ての事柄が超次元野球の勝敗で決するようになった世界──という奇天烈を前提とした作品の土台に関しては好感触でしたが話の最後までXBの魅力が全然伝わってこないのが致命的か。東京都23区>>続きを読む

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Occultic;Nine -オカルティック・ナイン-(2016年製作のアニメ)

4.3

科学ADVシリーズの一作──オカルト系まとめサイトを運営する我聞悠太は、井の頭公園池で突如として浮上した256名の水死体を契機として世界の在り方を揺るがす陰謀に巻き込まれていく……。

ゲーム版発売の
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うまよん(2020年製作のアニメ)

3.5

ウマ娘達の日常を描くショートアニメ──ただスポットの当て方が局所的なのでキャラクターの紹介には向かず、アニメやアプリである程度キャラクターを把握した上での視聴が前提となる作りですね。いや、でも本編はア>>続きを読む

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