鷺宮テラスさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.9

暴力、暴言と笑いのギリギリの境界線。

なんじゃこりゃー。

3枚の看板と三人の役者でここまで膨らみますか。

人種や同性愛の差別用語が飛び交うけれど怒りを暴力で表すことに対して思い切りの皮肉を込めら
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バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

3.6

これぞ男の理想。※1

小さい頃はあんなに可愛いかった子が大人になるとびっくりおっさん顔。インドではイケメン顔なのか縄文系琉球民族の顔にも近い。

彼(主人公)の繰り出すワザの数々、勝手に名前をつけて
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.8

主人公が逃走専門の凄腕ドライバー。
4DXで観れば良かった。

ボスがイヤな奴感出てたし、仲間もこいつのせいでダメになるパターンだと思わせてくれてハラハライライラしたのでうまく作られてるなーって。
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.5

原作も読んだことがあって鑑賞してるけれどミステリィの一番の見所は登場人物の多くが怪しくて観客は犯人の見当がつかなくなり名探偵にすがる気持ちになるのがイイなぁと思っているのでその点に関しては本作は"怪し>>続きを読む

DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)

4.0

よく映画化出来たなー。映像が綺麗。

鋼の錬金術士からCGのクオリティが良くなってるからガンガン作って向上して欲しい。面白さはきっと後からついてくる。

開始22分まではとにかく純粋に楽しめて、
納戸
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美しい星(2017年製作の映画)

5.0

"電話した時どこにいたの?"
"まだ野球やってるんですか?"
などの短い台詞が進行を邪魔するすることなく情報や背景を捕捉してくれてとても心地よい。
紅茶を注ぐ映像や新幹線から降りる場面など好みだなと思
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探偵はBARにいる3(2017年製作の映画)

4.0

前2作の橋本監督は好きなんだけど今回は監督が変わって楽に観賞できる作品になっていた。
好意的なお客さんが多かったからか笑いがよく起こる回で良かった。
倶楽部 罵詈雑言から出たあとの大泉洋に爆笑した。
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.1

痛快。
たたみかけてくる会話に頭がさえるのなんのって。

製作時期を考えると共和党政権になったらサイレンサー(音をおさえるやつ)購入を誰でも買えるようにする法案を通そうとしてる頃だからか銃規制というテ
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

4.7

しあわせな時間だった。
泣けた。

前作エビソード7よりルーカス臭がして良かった。
なんかもうみんな大活躍。
次作以降も続く予感がして早死に出来ないなと覚悟した。

興奮しすぎて一睡も出来ない。

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鋼の錬金術師(2017年製作の映画)

4.1

大泉洋の鋼の錬金術師の"じゅつし"が上手く言えてない気がするけれども、もともとのお話がしっかりしているからか映画として圧縮しても楽しめた。

弟アルの優しい心を表現する台詞の数々が好きなので作中ではあ
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散歩する侵略者(2017年製作の映画)

4.0

恐ろしい(面白い)宇宙人でした。
まるで見切りをつけられた恋人から受けるあの"他人のような"振る舞いを思い起こさせられて戦慄。

思えば長澤まさみの作品って戸惑ったり不満を言ったりする台詞ばかりだなぁ
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.7

音楽がないことで無理に乗せられることはなく時代を垣間見れた。作中では描かれていない歴史も反映されてる当時の世の中であるかのような世界観が良かった。


以下本編と関係のない話

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"もうける"
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アサシン クリード(2016年製作の映画)

2.9

エンジェルウォーズとマトリクス風味だった。やっぱり三番煎じなのだと思う。

"もうひとつの世界"へ行く契機はとても面白いけれど久々に置いてけぼりにされた。

こちらから歩み寄ってみて想像を試みると"あ
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D坂の殺人事件(2015年製作の映画)

3.5


木下ほうかさんの代表作になりそうなくらいのハマり役(変態)だった。主演の女優さんは横顔が浅田真央に似てる。

主人公は古本屋の奥さんに一目惚れするのだけど、その奥方は隣の蕎麦屋の主人と。。。を目撃し
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極道の妻(おんな)たち 情炎(2005年製作の映画)

3.9

「桜姫」の監督さんが気になって本作をレンタル。「探偵はBARにいる」も「茶々」も好きだったのだけどこのお方だったのね。

ヤクザで思い出すニュースは暴力団排除条例施行前、組長が病気で入院中に組員が大相
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桜姫(2012年製作の映画)

3.7

一見するとひどくくだらない。でも怪作中の怪作。

主演の女優さんは横顔とくに頬肉は北川景子そっくり。耳はさすがに本家の黄金長方形にはかなわないけれど。

美しい桜を背景にお姫様が立つも昔の合成のように
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エール!(2014年製作の映画)

5.0

泣いた。素敵なキスだった。

ストーリーは主人公の女の子がコーラス部に入るってだけなんだけど、耳が聴こえることが特別だと知る彼女の鑑賞と歌に対する感謝と愛に溢れていた作品でした。

おウチで手話が飛び
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22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

3.9

楽しめました。

もう22年前になるのね。祖父母が須磨区に住んでいたので大変だったのを思い出した。

ミステリィのようなジャンルは観賞していく過程で犯人は誰なのか、登場人物とどんな関係なのか予測しなが
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君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

4.9

"咲saki"で主演の子のファンになって景子ロスもそろそろ癒えたかと劇場へ。

浜辺美波さんのあっけらかんとした演技が強がりなんだと感じたときから彼女の思いが純粋過ぎて耐えきれず3回くらい途中退出しよ
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イップ・マン 継承(2015年製作の映画)

4.0

今回はイップ師匠の人と"なり"、愛を伝える作品でございました。

冒頭の子供の喧嘩をクライマックスのテーマにしてイイ感じ。

やっぱりドニーさんのイップ師匠は好きなんだ。その他の配役も今まで通りで嬉し
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アイアンマン(2008年製作の映画)

4.3

どうも姿が格好悪いと思って興味がなかった作品。スパイダーマンのおかげで観る気になれました。

結果...
かっちょええ。面白かった(笑)。

アイアンマンになる契機がとてもよく出来ていた。

ISIL
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スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

4.6

もう、最高でした。
アイアンマン観てないのに。

まだBOYと呼ばれる青年がどれだけMANになろうとしても及ばないものだし、良かれと思ってすることも空回りすることが若さなんだよ。

主人公がスパイダー
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咲 Saki(2016年製作の映画)

3.6

観やすくてイイ。

マージャンって...
4人でプレイします。
13枚ずつ所有し順番に1枚引いて1枚捨てるを繰り返し123などの順番(891はダメ)の3枚セット or 同じ柄3枚セットを4つ and
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お嬢さん(2016年製作の映画)

4.6

韓国版金田一シリーズ的。

お嬢さん役の滑舌の悪さは置いておいて、日本語の台詞における言葉選びの美しさにうっとり。ハングル的滑舌が聞き取りつらくしているがオラから始まる東北地方の言葉に至るまで日本語特
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夜明け告げるルーのうた(2017年製作の映画)

4.4

AdobeのFlashによるアニメって10年前に一世を風靡したけれどその後は下火になったと勝手に思っておりましたがこんなにも洗練されていたなんて!

フレームワークによる動きの自動補正がかかった水のウ
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美女と野獣(2017年製作の映画)

4.0

ロングランしてくれているのでようやっと2D字幕で観賞できました。アニメ版は忘却の彼方。

展開は強引なところもあったけれど癇癪しやすい男同士の恋の対決と受け取って楽しく観れました。

「嘘」が"もうひ
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花の詩女 ゴティックメード(2012年製作の映画)

3.6

色と音の膨大な情報量によりDVDの6倍の容量を持つブルーレイでさえ収まりきらずソフト販売がされないというのを知らずに待っていた。

ロボットの起動音やギターの音に至るまでハイレゾを越えるサウンドは耳を
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皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ(2015年製作の映画)

4.3

『鋼鉄ジーグ』名前も初めて聞いたのだけどイタリアでは主題歌含め人気なのはイタリアファッションで定番の色使いからか、はたまたズッキーニに似ているからなのか。

ドロボウで日銭を稼ぐ底辺の住人エンツォ。ア
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帝一の國(2017年製作の映画)

4.6

激アツ。

海帝高等学校。
超エリート男子校の卒業生達の政財界への貢献により生徒会長になると総理大臣が約束されるという、主人公赤場帝一も生徒会長を目指し入学する。。。!

圧倒的な熱量! テンポ良く進
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メッセージ(2016年製作の映画)

4.7

ボーダーラインが堪らなく良かったので期待してましたよー。

「○の概念が消え去る感覚を味わえた。」

かつてない。かつてないよ。

映画にあまり関係ない話になるけれども西欧において18世紀までは「言葉
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キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ゴリラのなめらかな動きに対し人間パートのチープさが絶妙な制作費の配分を感じ楽しかった。

サミュエルもいて地球空洞説もあって。

あの冒険活劇海賊漫画の物語の設定にもありそうな、ドクター・ストレンジの
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

5.0

面白すぎた。
最高の続編。エイリアン2,T2がいいってのは大昔の話だわね。(勢いで言ってますw)

動植物はたまた宇宙人に至るまで乗っているその宇宙船は種族・性別を超えた極小の方舟なのだろうし各人が補
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夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

5.0

「エスカルゴを見たら無性にお酒が飲みたくなったのです。」

↑は小説からの引用です。
冒頭で脚本に上田誠さんの名前を観たとき愛すべき「曲がれスプーン」や「サマータイムマシンブルース」のようなユーモラス
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ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄(2015年製作の映画)

4.9

ニコラスケイジの悲壮感を帯びた表情はもう芸術的だなと思うわけでそれがたっぷり堪能できるしミステリィ小説のようにハロウィンの歴史的意味を教示してくれ事態が少しずつ解明していく展開がとても好きです。

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ゴースト・イン・ザ・シェル(2017年製作の映画)

4.0

攻殻機動隊の何が面白かったかというとクールビューティーな少佐に命令される部下の男性達が文句を言いながら従うように見えるもなんやかや全員少佐のことを好きなM男なのでは、と思えるところなのです。ドラマ"ス>>続きを読む

SING/シング(2016年製作の映画)

3.2

ALL CREATURES GREAT AND SMALL.

彼らにとってのレディースアンドジェントルメンの言葉がお気に入り。

アニメのキャラクターが歌う映画は現実感がないからかあまり心に響かない
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