ソイレントグリーン2022さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ソイレントグリーン2022

ソイレントグリーン2022

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街のあかり(2006年製作の映画)

3.7

カウリスマキ監督の作品を幾つか見て、今回はこの映画を見る事になりました。特に順番等は考えませんでした。テキトーな選択です。

個人の感情を排して、淡々と、機械的に物事が進む。

どんどん闇に堕ちてゆく
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オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

4.3

前置きが長くなって申し訳ないのですが、

オーメンの前日譚が公開されたと知って、そう言えば オーメンって懐かしいなぁ 又 見てみようかなっという事で 先日 又 見ました「オーメン」を。

この「オーメ
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クロニクル(2012年製作の映画)

3.6

アメリカの高校生 アンドリュー、マット、スティーブの3人が とある洞窟 穴ぼこみたいな所へ入って得体の知れない物体から超能力を知らぬ間に授かり‥‥って言う内容でした。

自分達の能力を自覚した頃の雰囲
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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

2.8

私個人の感想を忖度抜きで申しますと「オモロナイ」の一言です。

前作「アフターライフ」が良すぎた。

フィービー(マッケンナ・グレイス)がとっても可愛いのと受付嬢のアニー・ポッツが良かった。

ダン・
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ゼロ・ダーク・サーティ(2012年製作の映画)

3.8

アメリカ同時多発テロ 2001年9月11日
オサマ・ビン・ラディン 死亡 2011年5月2日

オサマ・ビン・ラディン殺害に至るCIAによる10年間の捜索と、特殊部隊によるその作戦の実行を描いた映画。
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インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

3.5

見終わった後 ぐたっと疲れ切ってしまう映画でした。

フィルマークスの梗概だけ読んで なんか面白そうだなっと思って さっそく鑑賞。

期待を裏切られる事なく順調な滑り出しだったのですが、、、、、

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散歩する惑星(2000年製作の映画)

3.7

ロイ・アンダーソン監督「ホモ・サピエンスの涙」 を以前に観て、殆ど理解出来なかったけれど、強烈な印象が残りました。

この「散歩する惑星」も「ホモ・サピエンスの涙」と似たような感想を抱きました。

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私の知らないわたしの素顔(2019年製作の映画)

4.0

自分の心臓🫀を先のとがった錐でぐいっ ぐいっと突き刺される気がしました。

痛い 痛い

二人(クララとアレックス)がクロスするシーンは ドキドキ💓でございました。

見捨てられた女性の喪失感を見せつ
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宮松と山下(2022年製作の映画)

3.7

何とも言い難い不思議な映画でした。

面白かったし オツムの片隅に残りそうな内容だった。

この「宮松と山下」は、ちょくちょくタイムラインで見かけていたので、気になっていました。

「宮松」が香川照之
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エリザベス∞エクスペリメント(2018年製作の映画)

2.9

評価値がそこそこなので、あんまり期待はしていませんでした。

冒頭からB級感漂っているのは役者さんの影響かなぁ。

人里離れた豪邸の雰囲気とかストーリーの中盤ぐらいまでは 結構面白かったです。

ただ
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アインシュタインと原爆(2024年製作の映画)

3.4

「オッペンハイマー」を見た後に 周辺の事をGoogleやYouTubeで調べていて この映画を見つけました。

アインシュタインの実際のモノクロ映像とカラーでの再現ドラマを組み合わせたドキュメンタリー
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.8

中身の濃い180分でした。ネタバレを回避して少し予習して鑑賞しました。

モノクロとカラーの時制、オッペンハイマーの聴聞会とストローズの公聴会の時制などを整理しないと 混乱を招きます。

時系列の切替
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

2.5

贔屓にしているウェス・アンダーソン監督作品なのですが、劇場公開時にあんまり評判良くなかったのでパス。

今回 鑑賞したのですが、うーん 面白くなかったです。

ウェス・アンダーソン監督、凝りすぎ!こだ
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コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

4.1

最近 急にこのアキ・カウリスマキ監督にハマってしまいまして、、、

「マッチ工場の少女」からこちらの作品に進みました。

相変わらずのセリフの少なさ。でもストーリーは十二分に分かります。

余りに唐突
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希望の灯り(2018年製作の映画)

3.6

色んな人々が集まる職場で じんわり進むヒューマンドラマ&恋愛模様。

皆さん 高齢の方が多かったし、旧東ドイツでの昔話など 哀愁が漂ってました。

巨大スーパーで深夜帯に働く人々、人生の「諦め」を心に
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八日目の蝉(2011年製作の映画)

4.0

NHK BSプレミアム 録画して後日鑑賞

今回初めて。

私にとっては、野々宮希和子(永作博美)に尽きる映画。

映画を見ながら、亡くなった母親との思い出が込み上げてきて 泣けてきました。

希和子
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真珠の耳飾りの少女(2003年製作の映画)

4.1

とても良かった。

この映画はフィクションだそうです。

でも私は実話の話と自ら思い込ませ、のめり込みました。

あの有名な絵画作品の背景に、こんな深くてどろどろの修羅場が潜んでいたとは思いもよりませ
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マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

3.9

このカウリスマキ監督作品を見るのは「過去のない男」に続いて私にとって二つ目です。

何とも味のある特徴的な映画を創る監督さんです。

最低限のセリフで、淡々と通す。時間も1時間とちょっと。

わかりや
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.7

2回目。 NHK BSで放映されたので一応録画しておいた。

構造が分かっているので どうかなぁ〜って思っていましたが、いざ 見始めると2度目でも充分 楽しめました。

アイデア秀逸 サービス精神旺
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悪魔はいつもそこに(2020年製作の映画)

4.2

アーヴィン、生き延びろ!これからどんな事があっても生き続けるんだぁ!負の連鎖を断ち切れぇ〜

ラストシーンが終わって、始まったエンドロールを凝視しながら、私は こぶしを握りしめて願いました。

父ウィ
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心と体と(2017年製作の映画)

3.8

心を病む女性と体に障がい(片腕の麻痺)のある男性。同じ食肉処理場に勤める二人 なのですが、同じ日に同じ夢を見るのが続くって摩訶不思議な話‥‥‥

静かに淡々とストーリーは進んで行きます。じっくりと と
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.0

「秘密の森の、その向こう」を見て、私にとって とても気になる監督になったセリーヌ・シアマ。女性監督です。

期待を裏切られず、見事な内容でした。

ミステリアスな出だしで、冒頭から しっかり私の気持ち
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顔のないヒトラーたち(2014年製作の映画)

3.7

アウシュビッツやメンゲレの事は知っていました。いや、知っているふりをしていただけという事がこの映画を見て判明しました。

ナチスと同時代を生きたドイツの人々がその当時を戦後十数年経て どのような感情を
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暗殺の森(1970年製作の映画)

3.8

ベルトリッチ監督の「暗殺の森」 だいぶ前に映画評論家・町山智浩さんの著書だか、ネットの記事だか忘れたけど、読んでとても気になった作品。いつか見てみようと思っていました。

いざ見始めて、最初のうちは
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.4

今回が初めての鑑賞でした。

劇場公開時に、見た人たちから聞いた感想を思い出しました。その感想になるほどね〜と頷ける内容でした。(こういうのは珍しいパターン)

そんなに思い入れは ありませんが、展開
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.0

ヨルゴス・ランティモス監督 恐るべし。

エマ・ストーンとのコンビ「哀れなるものたち」を観て この作品にも興味を持ちました。

おぞましいほどの愛の葛藤や嫉妬 妬みを描いた内容でした。

又 常人には
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市子(2023年製作の映画)

3.8

人間 誰しも人生において 最も幸せでキラキラした期間が必ずある。それがその人の いつの時期か そしてどれくらいの期間 ピークが続くのかは、その人次第。

市子にとって 一番幸せな時期は間違いなく長谷川
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ピンクパンサー(2006年製作の映画)

3.5

面白かったし、最後まで充分楽しむ事が出来ました。

ただ やっぱり私は ピンクパンサー = ピーター・セラーズのイメージが強すぎて、70年代の方が 好みです。

細かくギャグや小ネタを入れてくる点や音
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ランボー ラスト・ブラッド(2019年製作の映画)

3.8

ラスト作 初めて見ました。

敵への最初のアクションですが、ランボーとしては 余りにも不用心すぎました。

ノコノコと敵地へ乗り込んでいって 大丈夫かいな?と不安でした。

ま そこはストーリー上 仕
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ユピテルとイオ(2017年製作の映画)

3.0

ようこそ地球へ、人口は2名。

人類滅亡、地球滅亡の動画をYouTubeで見るのが好きです。飽きずに繰り返し見ています。そして、太陽系の中では 木星が一番好き。ガリレオ衛星の四つにも魅力を感じます。
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正欲(2023年製作の映画)

3.8

原作が書店に並び始めた頃 とても気になりましたけれど、結局読まずじまい。

映画も劇場では鑑賞せず。

私は どこかこの原作も映画も 惹かれるくせに 遠ざけていたのかも知れません。

その理由は 自
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アウトフィット(2022年製作の映画)

3.7

一つの所で完結するお話。

後半に進むにつれてどんどん面白くなって行きました。

練りに練られたストーリーで、最後の最後まで目が離せません。

セリフの中に 私の気持ちに引っ掛かってくる内容が幾つかあ
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サイコ(1960年製作の映画)

3.7

2回目。

結末はよく覚えていましたが、細かなところはすっかり忘れていました。

なので 飽きずに楽しむ事が出来ました。

有名なシーン、有名な音楽、さすがヒッチコックの代表作です。

あらためて鑑賞
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籠の中の乙女(2009年製作の映画)

3.0

私の中で、ヨルゴス・ランティモス監督作品はこれで4作目でした。

相変わらずの変な内容。

今まで見たランティモス作品の中では
一番とんがっていた印象。

純粋培養の実験ですかね、、、

だとしたら
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こちらあみ子(2022年製作の映画)

4.3

「こちらあみ子」初鑑賞

感想は、一言で言うと 見て良かったです。

胸がじわっと締めつけられるシーンが幾つかありました。

それぞれの登場人物が 理解しにくいというか、癖ありすぎというか、何ともユ
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アウトロー(2012年製作の映画)

3.7

テレビ東京 午後のロードショーで放映されたので 録画鑑賞しました。二回目です。久しぶりのトム・クルーズ!

人気シリーズの原作があって(未読)展開は、きっちりしていますので 安心して見る事が出来ます。
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