タクマさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

獣兵衛忍風帖(1993年製作の映画)

3.7

見たで。
30年前に制作された伝説のエログロバトル時代劇アニメがアマプラに降臨。幻想怪奇な世界観とセル画から生み出される静けさのダイナミズムにひたすら痺れる。物語はシンプルも気合いの入った人体破壊作画
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レンフィールド(2023年製作の映画)

4.0

見たで。
「ちくしょう…この悪徳上司のドラキュラから逃げてえよ…」
ニコラス・ケイジ演じるスーパーパワハラ上司なドラキュラ伯爵に自由を求める彼の下僕が立ち向かう。思わずクスりとする笑いの畳み掛けとグロ
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悪魔のサンタクロース/惨殺の斧(1984年製作の映画)

3.3

見たで。サンタの格好をした強盗に両親を殺されトラウマを抱えた主人公がサンタ衣装を着た事で殺人衝動を抑えられなくなり…古き良きB級クリスマスホラー。今みるとスラッシャー描写はちと弱い気もするがクリスマス>>続きを読む

Pearl パール(2022年製作の映画)

4.1

見たで。
「X」の前日譚。夢と現実、家族と憎悪、純粋さ故に爆発していく狂気の世界と殺人鬼の誕生をミア・ゴスが圧倒的怪演。歪すぎる満点の笑顔で閉めるラストも強烈であの表情みたさにまた本作を見たくなる。誰
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トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

3.8

見たで。
安定のテンポと話運びで退屈な部分は殆どなく中盤からひたすらテンションは爆上がり。ビーストウォーズ世代の自分にはやはり胸熱で交差する異星人間の友情と兄弟の絆に涙する。過去作と比べやや突き抜け感
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劇場版 ほんとにあった!呪いのビデオ100(2023年製作の映画)

3.7

見たで。
まさかの初代演出&ナレーション中村義洋氏降臨の劇場版。じわじわと込み上げる恐怖も時折入る笑いもゾワっとするEDもある最高の劇場版。「お分かり頂けただろうか」のお決まりフレーズと共に全てのほん
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EO イーオー(2022年製作の映画)

4.5

見たで。
愛する人と引き離されたロバの旅路。イーオーの孤独と人間社会のエゴが共鳴する圧倒的な映像センス、美しくも残酷な世界の落差に人生の意義を問う映画の力が光る。暖かさ、不条理さ、切なさ、様々な感情が
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禁じられた遊び(2023年製作の映画)

3.5

見たで。
エロイムエッサイム!
幽霊よりも人の嫉妬が怖い邦画版「ペットセメタリー」中田秀夫監督最大のホラーコメディに感情が全く追いつかなかったがなんだかんだで霊能者達の下りに一番笑った。最初の怨霊登場
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ホーム・アローン(1990年製作の映画)

4.0

見たで。
時代も世代も問わず永遠に見られ愛され続けるクリスマスコメディの決定版の1本だと思う。久しぶりに観賞してもやっぱり同じ場面で笑わせてもらえるし家族なんていらないと思ってしまったケビンの成長とそ
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殺しが静かにやって来る(1968年製作の映画)

4.1

見たで。卑怯卑劣な賞金稼ぎVS声なき殺し屋ガンマン。うへえ、面白い!真っ白な雪山を舞台に暴力を生業とする世界に生きる男達の残酷さと哀愁を描いた異色すぎる西部劇。悲しみと爽快感が両方存在するラストの鳥肌>>続きを読む

キューポラのある街(1962年製作の映画)

3.7

見たで。
「ALWAYS 三丁目の夕日」では深掘りまではされなかったあの時代の陰に生きていた人達を映した映画だった。お父ちゃんは飲んだくれですぐ家族に手を上げるしお母ちゃんはちゃんと子供の味方になって
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ピカチュウとイーブイ☆フレンズ(2013年製作の映画)

3.4

ちょっと疲れ気味なので軽く見れる短編をと思いこれをチョイス。ポケモン赤緑をリアルタイムでプレイした時はブースターを進化先に選びピカブイバージョンではイーブイを選ぶくらいブイズが好きな俺です。今回はそん>>続きを読む

スケバン刑事(1987年製作の映画)

3.5

見たで。
不良の公正施設の裏の顔は戦闘員の養成所だったというトンデモ展開に火薬の多さに驚き。ザ・昭和の東映映画というコッテリさを見せつけられるも戦闘に爆発にアイドル要素にという盛り沢山な内容で最後まで
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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

4.5

見たで。
1人のピアニストの視点で描くホロコースト。人の命が物の様に扱われ殺され家族でさえもバラバラになる地獄の様な世界。絶望、恐怖、悔しさ、様々な感情を瞳に宿した彼の姿は悲しくも力強かった。生命の尊
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ダイ・ハード(1988年製作の映画)

4.8

見たで。
面白いアクション映画の究極の理想系であり最高の男のドラマ。何度も何度も熱い見せ場を用意し観客を飽きさせない無茶苦茶にみえて実は精密な脚本に唸り血と汗と文句を足らしながら戦う不死身の刑事に心を
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ストリートギャング セサミストリートにたどり着くまで(2021年製作の映画)

4.0

見たで。
子供の頃に教育テレビで良く見ていたセサミストリート。何気なく見ていたあの番組が作られた背景にこんなにも制作陣の思いや裏側があったなんて知らなかった。当時は社会情勢も手伝ってテレビ業界的にも以
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それいけ!アンパンマン かがやけ!クルンといのちの星(2018年製作の映画)

3.8

見たで。
余りにキツイ映画を見たので心癒せる映画を見ようの第2弾です。劇場版アンパンマンは何本かフィルマでもレビューを上げているしその中でお気に入りはこの作品って言えるくらいには好きなシリーズですが今
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ベイマックス(2014年製作の映画)

4.2

見たで。
1人の少年の喪失と出会いを軸に描かれる激熱のヒーロー映画であり最高の成長譚。
暴力より強いのが優しさ、それが積み重なって生まれるのが愛。タダシの意思、ベイマックスの機械を超越した心、ヒロの選
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炎628(1985年製作の映画)

4.5

見たで。
人類史に残すべき戦争映画の1つだと思う。画面全体に戦争の犠牲者達の怒りや悲しみ絶望で満ち溢れている。純粋に戦争に憧れていた少年の表情の壮絶な落差と最後のヒトラーのあの演出に戦争における英雄は
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ノートルダムの鐘(1996年製作の映画)

3.8

見たで。
昔から名前だけは知ってたけど映画は全然見た事なくてマクドナルドのハッピーセットでついてたカジモトのおもちゃで子供の時遊んでたなあっていう思い出の方が強い映画。今さらながら金ローで初観賞しまし
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ゴジラVSスペースゴジラ(1994年製作の映画)

3.4

見たで。
圧倒的強者感溢れるスペースゴジラにロボ怪獣モゲラの造形と特撮面の迫力は超満足点。人間ドラマは今みてもノイズになる部分が酷いが理屈抜きにこの男のドラマに乗るが吉。役者陣は柄本明さんの大優勝で福
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サマー・オブ・84(2017年製作の映画)

4.0

見たで。
これはマジで怖かった…スタンドバイミー色強めな青春ホラーかと思わせておいて描かれるのはそんな少年の夢の崩壊。その後を想像してゾワって来る部分も胸糞さもある秀逸な展開やと思う。殺人鬼も誰かの隣
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愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

4.5

見たで。
銃乱射事件により最愛の娘を失った夫婦の絶望と希望を描く。冒頭から涙が止まらなかった。たった12分間の中に映画が描ける命の尊さも心の傷を乗り越える為の強さも最高の形で描いたアニメーション。タイ
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魔界転生(1981年製作の映画)

3.4

見たで。
魔界から蘇った天草四郎が剣豪らを復活させ徳川幕府に復讐を挑む。冒頭から画が強い。沢田研二さんら役者陣のビジュアルや炎上する城内での殺陣場面も含め80年代角川のパワーをひたすら浴びれる熱い1本
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アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)

4.3

見たで。
間違いなく最高の邦画ゾンビ映画であり到達点。日常がゾンビ出現で崩壊する導入部が完璧でゾンビ映画の怖さもハラッとするアクションもグロ味もある良質さ。中盤は少し勿体ない気もしたが弱かった主人公が
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.7

見たで。
前作観賞必須だからこそ観客のミスリードを引く展開が面白くいつのまにか自分の中でエスターがダークヒロインになっている痛快さ。心理戦ありバトルありで前日譚としての1つの理想的完成形。正直子供には
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.2

見たで。
ゲゲゲの鬼太郎と犬神家の一族を組み合わせた様なエピソード0。戦後と言う時代背景と閉鎖された村社会が導く人間の業と鬼畜ぶり、グロゴアの凄惨は完全に大人向けでシリアスホラーなゲゲゲの鬼太郎。単体
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紀子の食卓(2005年製作の映画)

3.8

見たで。
自殺サークルと家出少女の自分探しの物語が交差し起きる家族の崩壊。話しとしては激重やし見てて結構鬱やと思うのに終盤は地獄の家族団欒に解放感と爽やかさも感じる人生謳歌へ。人はどこかで理想の自分を
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着信アリ(2004年製作の映画)

3.6

見たで。
♪タンタンタンタン タンタンタンタン♪「無限ループ」自分の死を予告する呪いの着信の謎に迫るJホラー。じわじわと恐怖を煽りながらも三池崇史監督らしいエクストリームさも光る1本。身近な携帯電話を
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名探偵ホームズ1 青い紅玉(ルビー)の巻(1984年製作の映画)

3.6

見たで。
宮崎駿監督不遇時代の作品ながらばっきばきに描きこまれたアニメーションとハラハラと楽しさが合わさった物語に宮崎監督の本気を感じる。勝ち気なスリの少女とクールさに優しさを持つホームズの交流に心癒
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帝銀事件 死刑囚(1964年製作の映画)

3.7

見たで。
日本犯罪史最悪の冤罪事件と言われる帝銀事件を映画化。
占領下の圧力に屈するしかない時代性、不十分な証拠と強要で勝ち取られる自白。そんな中で無罪の可能性が高い人間に言い渡された死刑…今の時代に
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シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア(2014年製作の映画)

3.6

見たで。
吸血鬼達の共同生活モキュメンタリー。吸血鬼あるあるを時には笑いに時には怖く描きつつも吸血鬼らしい葛藤と宿命を抱えながら社会を生きる彼らの姿が愛おしい。ゆるゆる過ぎて人を選ぶが愛のある作品。突
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シンデレラ(1950年製作の映画)

3.7

見たで。
ディズニー不動の名作を恐れながら初観賞。まず、この時代のディズニー作品を見る度に毎回感心させられるがキャラクターの1人1人の動きが滑らかだしそれだけじゃなく街並みや景色みたいな背景の描き込み
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犬神家の一族(1976年製作の映画)

4.2

見たで。
金田一さん、事件です!
愛と欲望。人間の様々な感情が血の呪いとなり導く死の連鎖。情念が点と点で繋がる伏線回収にミステリーの面白さを再認識。終末感漂う犬神家と石坂浩二演じる金田一耕助のコミカル
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正欲(2023年製作の映画)

4.0

見たで。
普通ってなに?多様性ってなに?多数派と少数派の視点が交差する134分。今の僕には心をぐちゃぐちゃにされる内容で稲垣吾郎さんの役がしんどくてしんどくて…辛い映像体験やけど感情も特殊性も関係なく
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ミッキーマウスのワンダフルワールド:蒸気船シリー(2023年製作の映画)

3.7

見たで。
ミッキーが見つけた蒸気船ウィリーのフィルムであの頃の思い出に浸るミッキーと仲間達。が、そこから色んな時代のミッキー達が出てきてさあ大変と言うストーリー。
蒸気船ウィリーの次に見たのがこれでし
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