タクマさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

マーベルズ(2023年製作の映画)

3.8

見たで。
ここ数年で一番シンプルで楽しいMCU作品。最強だけど孤独なヒーローキャロルを筆頭に3人の掛け合いと成長は青春劇を見てる様な気分になる。悪役の扱い、最後の盛り上がり等不満点はあれど3人入れ替わ
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わんわん物語(1955年製作の映画)

3.7

見たで。
物語はシンプルやけど見終わった後は多幸感でいっぱいになる王道のディズニー映画。犬達の表情が細かくて特にレディのお嬢様な立ち振舞いにやられるけどこれが68年前の作品と言うのは衝撃的で舌を巻くし
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蒸気船ウィリー(1928年製作の映画)

3.6

見たで。
伝説の作品を初観賞。まず今では優等生な印象のミッキーが当時は結構やんちゃで暴力的だった事に驚く「笑」可愛らしさと狂気が紙一重にも見える短編ですが細かで味わい深いアニメーションとしての楽しさに
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キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

3.8

見たで。
「マーベルズ」に備え再観賞。サスペンス的な物語の没入感と覚醒後のアクション場面の迫力は最高。キャロルが強すぎて最後の悪役とのけりの付け方はもう少し盛り上がっても…とは思うがこれは次回作に期待
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ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出(2023年製作の映画)

4.7

見たで。
ディズニーファン必見のまさに100年の集大成。10分の間にディズニーが築いてきた歴史も夢も魔法も詰まっている。キャラクター総出演の映像も見事だが特にラストカットは圧巻。そんなに熱心なファンじ
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SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

3.1

見たで。
12歳に成りすました3人の女優がSNSの児童虐待の闇に切り込むドキュメンタリー。自分達より弱い子供の尊厳を踏みにじるオオカミ達の卑劣な要求の数々に怒りと吐き気が。Skype音と子供達の声が響
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新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH(TRUE)2/Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

4.5

見たで。
こりゃ噂以上に凄まじ過ぎた。ネルフが敵の手で簡単に陥落する序盤から衝撃的だがそれ以上の鬱展開が待つ中盤で虚無の極みになる。心に傷を背負った少年がラストの一言で突き放される答えと情景はまさに神
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映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ(2019年製作の映画)

4.3

見たで。
以前みてましたがフィルマでのレビューのため再観賞。内容知ってると最初から最後まで号泣してまう。愛しさの塊のすみっコ達に癒されてる所にハード過ぎる現実が待つ終盤に驚きつつも個々が違う孤独を抱え
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ゴジラ ミニラ ガバラ オール怪獣大進撃(1969年製作の映画)

3.3

見たで。
弱虫な少年が夢と現実を行き来しながらミニラと共に成長するファンタジー。タイトルで言うほどオールスター感は感じられないが子供が大好きな怪獣と寓話を組み合わせた話として手堅いっちゃ手堅い。なんだ
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.3

見たで。
初代ゴジラへのオマージュとエヴァ味を加え唯一無二の世界観を確立した至高の庵野作品であり最高のゴジラ映画。観客の希望をワンシーンで奪う熱戦発射場面の衝撃度は100億点。この国の危機管理能力を皮
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ゴジラ FINAL WARS(2004年製作の映画)

3.0

見たで。
怪獣出現で混乱する世界の描写は良いけどそこからX星人の目的が明らかになるまでが遠回り過ぎ。ゴジラVS敵怪獣の連戦もあっさり過ぎて個人的に乗れず…全体的に人間ドラマに引っ張られ過ぎてもっと怪獣
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映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ(2023年製作の映画)

4.0

見たで。
歴代で最もホラーテイスト強めな社会派すみっコ。くま工場長の不気味さと過重労働に疲弊するすみっコ達の姿に心が重くなりつつも最後はちゃんとハートフル映画にしてくれる。多くの事を諦めてしまった大人
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.3

見たで。
TOHOシネマズなんばにてIMAX上映での観賞。間違いなく最高のゴジラ映画。戦後の微かな幸福を掴もうとする日本を再び絶望に落とす歴代でも最凶の破壊神ゴジラの迫力は本物で全てを虚無にのみこむ銀
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劇場版 異世界かるてっと ~あなざーわーるど~(2021年製作の映画)

3.7

見たで。
土曜日に見に行く「ゴジラ-1.0」に対する自分の期待値が爆上がりすぎてちょっと怖くなって来たのでクールダウンしたいなあと思って選んだのがこれ。本作のテレビアニメ版も登場キャラ達が出てくるアニ
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ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃(2001年製作の映画)

3.6

見たで。
戦争で死んだ者達の残留思念がゴジラ化。平和に慣れすぎた人類に破壊の牙を向く。人を家ごと踏み潰す白目ゴジラの恐怖と生々しさは歴代作品でもトップ級でこれがハム太郎と同時上映とは衝撃的である。金子
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ゴジラ対ヘドラ(1971年製作の映画)

4.2

見たで。
核の落とし子対公害の落とし子の戦いを描き全人類に警鐘を鳴らすシリーズ屈指の異色作であり怪作。サイケな映像に始まりヘドラの硫酸ミストで起きる地獄絵図の壮絶さも空飛ぶゴジラの絵面も強烈過ぎる。社
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怪獣島の決戦 ゴジラの息子(1967年製作の映画)

3.4

見たで。
完全に子供向けに路線が傾いた第8作。我が子にスパルタを施しながらも尻尾をおもちゃにされても怒らないゴジラのギャップが愛おしい。面白いかと聞かれたら正直…やけど冬眠場面の哀愁と親子愛にちょっと
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ゴジラの逆襲(1955年製作の映画)

3.6

見たで。
伝説的傑作「ゴジラ」から僅か5ヶ月後に公開された続編。初めての怪獣対怪獣の戦いは荒削りながらも野生と野生の殺し合いと言う雰囲気で良い味わいです。大阪城破壊後のゴジラVS人間の戦いに突入する後
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愛にイナズマ(2023年製作の映画)

4.1

見たで。
不条理な社会に怒りを燃やす男女とそれにより1つになる家族の物語に電撃が走り続ける魂とハグの物語。前半のストレス度は凄いが後半の理由を求めない究極の家族愛に本当に泣かせてもらえた。理由や目的に
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デジモンアドベンチャー02 THE BEGINNING(2023年製作の映画)

3.2

見たで。
デジモンと人間の絆とは何か?に迫る原点回帰。テーマ性の是非もやけどアクションは少なめで回想シーンが多いのが消化不良感である。とはいえあのOP音楽と02の子供達の現在が見れるのはやはり目頭が熱
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独裁者(1940年製作の映画)

4.6

見たで。
反ナチスのメッセージと人間の尊厳に平和への願いを自身が持つコメディアンとしての全ての力を使って表現した喜劇王チャップリンの魂の1本。ラストの1人の人間としてのチャップリンの演説はこれからの未
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デジモンアドベンチャー02 ディアボロモンの逆襲(2001年製作の映画)

3.5

見たで。
「デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!」の続編。先にみた02の劇場版1作目がちょっと意表を疲れる内容やったけどこっちはディアボロモンとの戦いに内容の大半を降ったシンプルに楽しい作り
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デジモンアドベンチャー02 前編 デジモンハリケーン上陸!!/後編 超絶進化!!黄金のデジメンタル(2000年製作の映画)

2.9

見たで。
02ビギニングの観賞に備えて視聴。世代的にデジモンはテイマーズまでリアタイしてた世代やから登場人物皆が懐かしくて最初のオープニングからテンションはめっちゃ上がりましたよ「笑」せやけど内容はめ
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アンビュランス(2022年製作の映画)

4.3

見たで。
破壊王マイケルベイが己の映画哲学をぶちまける傑作カーアクション。息もつかせぬ爆発の連鎖と狂ったカメラワークでLAの街を突っ走る極上のエンタメ。この映像体験ができて幸せだったと思える作品と出会
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ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

4.5

見たで。
T2の最後の希望を台無しにする冒頭の衝撃展開から感じる制作陣の覚悟。シリーズの名場面を思い起こす場面の連続に感情は爆上がり。俺がシュワちゃんを好きになるきっかけをくれたT-800のサラに対す
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ALWAYS 三丁目の夕日(2005年製作の映画)

4.1

見たで。
貧しくとも人と人の心が繋がり愛に満たされていた時代。明日に希望を持ち真っ直ぐに生きる人々のエネルギーがみていて心を離さない。時代も価値観もこえて人生観を問われる様な夕日の美しさに涙した。発展
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ゴジラ(1984年製作の映画)

3.3

見たで。
つまらなくはないけど色々詰め込み過ぎ。もう少し話に大きな気丈が何度もあれば印象は違ったろうけど。なんだかんだで生物感を感じる怖いゴジラの存在感とスーパーXの魅力で特撮面の面白さは保障されてる
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ある人質 生還までの398日(2019年製作の映画)

3.8

見たで。
ISの人質になった写真家と彼を助ける為に奔走する家族の実話。
辛く、生々しく、とても重い。拷問に処刑…自分達が崇拝する神の為に凶行を行うISの恐ろしさ、テロリストには屈しない国の方針と家族の
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リゾートバイト(2023年製作の映画)

4.3

見たで。
これは面白すぎる!青春爽やかホラーかと思いきやジャンルボーダレスのジェットコースタームービー。映画ファンではなく都市伝説好きに向けた監督のサプライズは英断だと思う。後半は激熱でその更に上を行
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キリエのうた(2023年製作の映画)

4.6

見たで。
今年ベスト。アイナさん天才。人生の美しさも儚さも人の悲しさも温もりも全てをエネルギーに変える歌の力を浴び続ける3時間。心の疲労が一瞬で溶ける様なラストには震えるし体感は一瞬やった。彼女達の物
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ゴジラ対メカゴジラ(1974年製作の映画)

3.6

見たで。
メカゴジラデビュー作。SFサスペンス色強めな作風は好き嫌いが割れそうだが多数の武装を備えたメカゴジラの造形は芸術の域のカッコ良さでアンギラスやゴジラの大流血場面は衝撃的。2番まで歌わなきゃ動
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女囚701号 さそり(1972年製作の映画)

4.1

見たで。
いや、これはマジで飛び過ぎ。君が代斉唱で始まる冒頭から刑務所内のカースト社会で起こるエロとバイオレンスの差に頭クラクラ。それらをラストカットで深い余韻に変えてしまう梶芽衣子の眼力は伝説級だ。
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復讐するは我にあり(1979年製作の映画)

3.6

見たで。
弁護士に大学教授…様々な顔で人々を騙し殺めた男の人生。実在した殺人鬼をモデルに緒形拳が狂気を魅せる!愛と憎しみ、信教と人間性、本当に殺したい者を探す人生…
ただただ生々しく理解不能で終わるラ
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ASTROBOY 鉄腕アトム 特別編:輝ける地球 ~あなたは青く、美しい…~(2004年製作の映画)

3.2

見たで。
物語の基礎になってるのは手塚治虫先生原作の短編漫画「アトムの最後」物悲しい雰囲気ながらも人間に対する皮肉が痛烈でシビアな原作の方が個人的には好み。でも普通だったら腹が立つあのオチをアトムでや
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鉄腕アトム 宇宙の勇者(1964年製作の映画)

3.6

見たで。
全3話の総集編。60年近く前の作品だけあり今の価値観で考えたら多少思う所はあるもまさかのメタネタ→モノクロ→カラーへのチェンジを初めとした手塚先生の遊び心は見ていて楽しい。アトムの最後の言葉
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クレッシェンド 音楽の架け橋(2019年製作の映画)

4.3

見たで。
和平交渉の中で合同楽団を結成するイスラエルとパレスチナの若者達。破壊と殺戮の歴史で生まれた憎しみを消す事は難しく…怒りと拒絶の厳しい現実を描きつつそれでも音楽の力を信じぬく着地が見事で国境も
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