浅野公喜

ゴーストスイーパー美神の浅野公喜のレビュー・感想・評価

ゴーストスイーパー美神(1993年製作のアニメ)
3.9
ボディコン霊媒師・美神令子が女好きの助手(横島)と巫女の幽霊(おキヌちゃん)と共に幽霊退治に奔走するオカルトコメディ。夕方や夜に放送してそうな感じですが、少女漫画原作のアニメが多かったイメージの日曜朝8時というのが意外。また、ぎりぎり物心ついてない時期の作品なのでもう1、2年早く生まれてたらリアルタイムで観れたのにと思ってしまいます。

ホラー要素は「地獄先生ぬーべー」と比べると控えめなものの、メインキャラがどれも濃く様々なユーモア(横島が幽霊とキスしてどちらも引いたのが最高)や時にパロディが盛り込まれ且つ無駄無く非常にテンポ良く進む内容の為、あっという間に観終えてしまうのが見事。視聴率は平均13.7%と高かった事、漫画は99年まで続き更に面白くなる前にアニメが終わったという話を聞くと2期や3期が作られてないのが惜しまれます。

特に印象的なエピソードは横島が過去に戻り学生の頃の令子に会う第8話「愛は時間を越えて!」第9話 「お願いチューして!!」、令子がどんどん縮んでしまう第18話「縮みゆく美神!!」、今度は子供になりイットみたいなピエロが敵の第21話 「みんな子供になれ!!」第22話 「悪魔パイパーの逆襲」、ドクター・カオスのアンドロイドのマリアが横島を好きになってしまう(?)第27話 「マリア純情一直線!」、金にうるさいはずの令子の本心を垣間見るような第32話 「令子・結婚します!?」、ずるか努力かで揺れ動く第38話 「受験生ブルース」、横島の暴走度高めな第42話「チョコあげます!!」。スタッフの遊びと思われるサブリミナルも多め。
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