志麻凛

魔女の旅々の志麻凛のレビュー・感想・評価

魔女の旅々(2020年製作のアニメ)
3.9
2020年の秋に、呪術廻戦やトニカクカワイイ、ごちうさ3期などは見てたのに、アニメ好きを謳いながら今作を見てなかった人は誰でしょう? そう、私です。(イレイナの語り風)


今作の内容を簡単に書くと
魔女になったイレイナが、ニケの冒険譚のような日記を綴る上で、様々な国に旅をし、一期一会をするストーリー。

1話完結の話が続き、その中で深まっていくイレイナの魔女としての定義や関わった人から得られる、彼女自身では経験して来なかった感情を痛感する展開が面白かったです。また、ほっこりする話から言わゆる鬱回まで、幅広く取り扱う今作。心情の揺れが半端なく、ゼロ距離でそれらを味わったイレイナに、同情を寄せるばかりでした。

今作の中で、魔力は自身の記憶を代償に使う事ができると言及されてますが…イレイナが綴っている書籍はもしかしたら、彼女が同じことになった時に見れるものかも、と思ったら切なくなります。そこには喜怒哀楽が込められ、それこそが『魔女の旅々』なんだと最終回を見て実感しました。なんせ、最終回には個性溢れるイレイナが17人いましたから。

イレイナの可愛さが、本編中に何度も見れて満足です!前述した最終回では、厨二病にヤンデレ、天然、ゾンビ、インテリ系、ワイワイ系などのイレイナが堪能できて良かったです。それぞれを本渡楓さんが声を務めている事が何より凄かったです。キャスト欄が、彼岸島の山寺宏一かの如く、本渡楓で埋まってる所には吹きました。

OP[リテラチュア]が非常に好みで、“あなたは微笑んだ”の所で杖を指揮棒にして振ってるイレイナが可愛すぎました!2期が見たくなる今作でした。
志麻凛

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