原作を読んでいたので、アニメ化は素直に嬉しく、不満もほぼない。
生活態度は不良だが成績は学年上位の矢口八虎は、仲のいい友人もいて器用に日々を過ごすも、なんとも言えない味気なさを感じていた。ある日美術室で見かけた絵に目を奪われたことで、絵を描くことにのめり込んでいく。
美術系ではあるけど突然才能開花するのではなく、八虎は努力と閃きでいろいろなことを会得したり乗り越えていくのでスポ根ものと捉えられる。
美術作品の見方やその制作過程への理解も深まる。自分が趣味として続けている写真への考え方にも影響が及ぶ。
やっぱりそこで一旦切るよなー、というところでアニメは最終回。
佐伯先生の声に心を奪われてクレジットを見ると平野文。溜飲が下がる。
メインのキャラクターみんな好きなんだけど、特に鮎川龍二役の花守ゆみりと桑名マキ役の宮本侑芽はキャラクターと声がバッチリ合っていて嬉しかった。
ヒロインである世田介くんは、その可愛さがアニメで動きとして増強されていて喰らってしまった。
