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ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYUのおはうちのレビュー・感想・評価

ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU(2005年製作のアニメ)
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忘れかけていた王道の熱血ロボットアニメ精神の源流を垣間見させてくれてテンション上がった良作でしたね。新しい事とか特段無いのが寧ろ良かったよね。

呪術廻戦31話メカ丸フィーチャーの作画の一部が本作21話のオマージュと聞いて観た。12話までは絵がつまらなくてシンドイ、しかし13話の作画&演出が素晴らしくて殿堂入り。これ以降は要所で作画してた。シナリオ構成や敵味方のパワーバランスが優秀で良作。

大地と天空魔竜+新ロボ登場の盛り上がりに29話からの後期OPの最高作画で脂が乗りに乗りまくった勢いのまま面白さのボルテージが最終回まで維持されて驚異的だったな。目に見えて面白くなると調子に乗って、ジェットコースターに乗り込んだ気分にさせてくれて最高でしたよ。

大空魔竜と同型の初登場では、まず敵が扱ってきて厄介さと絶望をよく演出させてくる。そして味方になってからは心強い仲間になっていく流れが見事。仲間になって以降も弱さを見せず持続していくのが案外難しいので凄い。敵も弱かったりポンコツな印象を与えず進行させて上手いと思う。

劇中唯一の戦死を遂げてしまった人物への哀しむ反応で、その人にとっては思い人だったと判明するのが面白い。主人公と結ばれるように展開させないやり方で成程と思った。

ロボットアニメの良作と確認。

13話は「最後に勝つのは“俺たち”だ!!」の“俺たち”のイズムが完璧にグレンラガンの原型で感動するんだよね、今石洋之も原画に関わってるし余計に。数話前から振っていた拳法の伏線が回収される“構え”に一番丁寧で気持ちのいい作画が用意されて最高な神回だだった。
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