チーズマン

古見さんは、コミュ症です。のチーズマンのレビュー・感想・評価

古見さんは、コミュ症です。(2021年製作のアニメ)
4.0
付き合っていないだけで、視聴者から見ればお前ら最初っからお互いに好き同士やないかい、という2人の関係性を微笑ましく見守るという、良くも悪くも全くストレスの無い恋愛風コメディアニメみたいなものをたまに見て和んだ気持ちになります。

そういうアニメ増えましたよね。

超絶美人だけど超絶コミュ症、なのに友達100人作りたいという設定をコメディ方向に振り切って活かしているので、毎回話の最後に出てくる「コミニュケーションで苦しんでる全ての人へ捧ぐ」という文字は真面目に受けとらない方がいいでしょう。

でないと色々と引っかかって集中できないと思います。

原作は読んだことないですが、このアニメは漫画とアニメの中間みたいな印象でした。
見る前はそんな印象なかったので、楽しかったですね。
あらゆるパロディネタと様々な文字と吹き出しなど漫画的手法と音や声優達の声色のセンスなどで、とにかく騒がしく動いていくアニメという感じでした。


古見さんの猫耳がぴょんと飛び出して漫画的なデフォルト顔になる演出とかは見ていてたまんないですね。

そんな感じのテンションなので、古見さんがとにかく周りから神として扱われ忖度のかぎりを尽くされてなんとなくコミュ症を克服していく様子もそこまで嫌な感じはしないから不思議です。
ていうか何も克服していないので今後のシーズンで少しずつ展開があるのかもしれませんね。
でももはやほとんど神として扱われているので周りからの度を越した忖度なしでは難しいかも知れませんね。
なのでコミュ症を克服したい本人と周囲とのすれ違いのギャップを永遠に楽しむような作品なのかも知れません。
そして最後は上手く喋れなくても大事な人に自分の思いが伝えれる事が出来れば、結果それで良し的な終わり方で落ち着くんじゃないでしょうか。


あとテーマソングと音楽が良かったです。
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