りょうすけ

ホワット・イフ...? シーズン2のりょうすけのネタバレレビュー・内容・結末

ホワット・イフ...? シーズン2(2023年製作のアニメ)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

「ホワット・イフ… シーズン2(吹替版)」

12/22〜12/31

「もしも...ネビュラがノバ軍に入ったら?(吹替版)」
12/22鑑賞 スコア:3.0
登場キャラ
ネビュラ、ヨンドゥ、コーグ、ミーク、グルート、ハワード・ザ・ダック、
ノバ・プライム(「GotG」以来の登場?)、ロナン、ヨンロッグ(「キャプテン・マーベル」以来)

感想:すごく面白いわけではない。ヨンロッグの再登場は嬉しかったが、それ以外に評価できるポイントは見つからない。

「もしも…ピーター・クイルが地球最強のヒーローたちを襲ったら?」
12/24鑑賞 スコア4.0
登場キャラ
ピーター・クイル、ヨンドゥ、テイザーフェイス、クラグリン、エゴ、ペギー・カーター、ハワード・スターク、ホープ・ヴァン・ダイン、ハンク・ピム、ビル・フォスター(「アントマン2」でローレンス・フィッシュバーンが演じていたキャラ)、ティ・チャカ、バッキー・バーンズ、ウェンディ・ローソン(「キャプテン・マーベル」でアネット・ベニングが演じたキャラ)、ソー、グース

感想:冷戦時代にアベンジャーズが結成されていたらという設定。しかも敵がエゴ&ピーター。タイトルはピーター・クイルが悪役であることに焦点を当てているが、それよりも「ヨンドゥがラヴェジャーズの誓いを守らなかったら」くらいの方がお洒落だった気もする。ピーターはどんな状況においてもヒーロー(S1のヨンドゥがティ・チャラを連れてったエピソードは微妙だが)であったこととハンクとハワードの関係性が良好なものになったシーンが見られたのはすごく良かったが、この世界線でのヨンドゥがただのラベジャーズでしかなかったことが耐えられん。冷戦時代ってこともあり、バッキーではなくアレクセイが出てきても面白かったと思う。

「もしも…ハッピー・ホーガンがクリスマスを救ったら?」
12/25鑑賞 スコア3.0
登場キャラ
ハッピー、ダーシー、マリア・ヒル、ジャスティン・ハマー(「アイアンマン3」の映像特典「マーベル・ワンショット:王は俺だ」以来)、ナターシャ・ロマノフ、トニー・スターク、スティーブ・ロジャース、クリント・バートン、ブルース・バナー、ソー
感想:まさかのジャスティン・ハマー登場。しかも声優はちゃんとサム・ロックウェル。ハッピーの人柄が出る心温まるクリスマスのひと時という短編らしい話だったが、これはこれで良いのではないかと思う。正直、ハルクになったハッピー・ホーガンで「ハルク・ホーガン」が言いたかっただけな気もするけど。トニーの声優を森川氏にしたことでトニーもハマーも森川氏がやることになったのは流石に笑う。

「もしも…アイアンマンがグランドマスターと出くわしたら?」
12/25鑑賞 スコア3.0
登場キャラ
ガモーラ、トニー・スターク、グランドマスター、ヴァルキリー、コーグ、サノス
感想:S1に登場したガモーラの過去が明かされる。この世界線ではNYの決戦で四次元キューブによる裂け目を閉じる前に戻ってこられなかったら世界線のトニーが登場。惑星サカールでグランドマスターが開催する「SW EP1」を想起させるようなレースに参加し、ガモーラが本来の自分の姿に気づく物語。ガーディアンズとの関係の中であるべき姿に気づくのではなく、トニーが気づかせるというアイデアは非常に面白い。ただ、ガモーラというキャラがそこまで好きなわけじゃないし、コーグが割と嫌いなキャラなので、出てくるとウザさを感じる点からもあまり面白いとは思えなかった。トニーがグランドマスターに対し、「オズの魔法使い」と言っているが、これは映画版「ウィキッド」でオズの魔法使いを演じることになっているジェフ・ゴールドブラムに対するネタ発言でもあるのだろうか?



「もしも… キャプテン・カーターがヒドラ・ストンパーと戦ったら?」
12/26鑑賞 スコア3.5
登場キャラ
キャプテン・カーター、アイアンマン、ソー、クリント・バートン、ブラック・ウィドウ、ワスプ、チタウリ、ロキ、ガーディアンズ・オブ・マルチバース、スティーブ・ロジャース、ニック・フューリー、ブラック・ラムロウ、バッキー・バーンズ、メリーナ・ヴォストコフ(「ブラック・ウィドウ」以来。レイチェル・ワイズ続投)、ワンダ
感想:
S1で登場したキャプテン・カーターのその後の物語。どの世界線でもキャプテンには友との戦いは避けられないようだ。この世界ではスティーブが敵となり、616における的であったバッキーは老いてシールドの長官となっているようだ。レッドルームのシーンはかなりのホラーテイストで面白かったし、ナターシャの母メリーナの登場も熱い。この世界でのスティーブが生きていることを願う。また、5話にしてようやくS2をまとめる話への伏線が登場。明日以降の配信も非常に楽しみである。

「もしも…カホーリが世界を造り直したら?」
12/27鑑賞 スコア3.0
登場キャラ
オーディン、スルト、ドクター・ストレンジ・シュプリーム、その他本エピソードで初登場キャラ。
感想: 
MCUオリジナルキャラクターでS2で初登場することが発表されていたカホーリのエピソード。スペースストーンの力で生まれたヒーローの物語で、ネイティブアメリカンとスペインとの関係性を変える物語。この辺りがタイトルの「世界を造り直す」ということなのだろうか。ディズニー作品ということもあり、「ポカホンタス」と「アバター」を想起させる。新キャラとしての魅力は十分だが、やはりアニメ初登場だとこの先実写で登場することがあるのかどうかばっかり気になってしまう…
ラストにストレンジ・シュプリームが登場したので、この後の物語がどう展開されていくのかが非常に楽しみ。

「もしも…ヘラがテンリングスを見つけたら?」
12/28鑑賞 スコア3.5
登場キャラ
オーディン、ヘラ、ウェンウー、フェンリス、ヘイムダル、モーリス、グレート・プロテクター、フリッガ(名前のみ)、ガモーラ、サノス、ジアイ
感想:
「マイティ・ソー」をヘラを主人公にした物語。ジェーンとの出会いで粗野な性格を改め、ロキを倒すことでヒーローとなったソーに対し、ウェンウーとの出会いとター・ローでの修行により心を改め「平和」を願うようになったヘラ。本シリーズにおいてもヴィランだったキャラがヒーローの側になる世界線はかなり珍しいので、これはかなり胸熱なエピソードだと思う。ただ、この世界では、ター・ローの守護者が本シリーズ初登場のジアイというキャラクターであり、今後期待されるウェンウーとヘラの関係性からもシャン・チーとシャーリンが生まれない世界線なのかもしれない。またヘラ役の吹替が天海祐希さんからプロの声優さんに変更となっているが、全く違和感がないのでキャスト表を見るまで、天海祐希さんの続投だと思った。

「もしも…アベンジャーズが1602年に結成されたら?」
12/31鑑賞 スコア3.8
登場キャラ
ロキ、ソー、ヘラ、ニック・フューリー、キャプテン・カーター、ワンダ・マキシモフ、ハッピ・ホーガン、ナターシャ・ロマノフ、トニー・スターク、スティーブ・ロジャース、バッキー・バーンズ、スコット・ラング、デストロイヤー(「マイティ・ソー」以来)、レッド・スカル、ブルース・バナー/ハルク、サノス、ドクター・ストレンジ・シュプリーム
感想:
シェイクスピアが「オセロー」を執筆中の1602年の1602年にやってきたキャプテン・カーターが主人公の物語。S2EP5の続きとなる物語。アニメの30分枠でやる分には十分な完成度。616でしか共に生きることが出来ない運命のスティーブとペギー。スティーブの最後のセリフは今年のMCUの中でもトップレベルにいいセリフだった。

「もしも…ストレンジ・シュプリームが介入したら?」
12/31鑑賞 スコア3.5
登場キャラ
キャプテン・カーター、スティーブ・ロジャース、ストレンジ・シュプリーム
ガーディアンズ・オブ・マルチバース、クリスティーン・パーマー、カホーリ、アースキン博士
ユニバースキラー:ウェンウー?、ハルク、ロケット、ロキ、ヘラ、スルト、サノス、ソー、アダーラックス、プロキシマ・ミッドナイト、マレキス?、ヴィジョン、キルモンガー、ゾンビワンダ
感想:
S2最終話にしてEP8の続き。MCU版の「キャビン」のような物語でありこのシリーズの主人公がキャプテン・カーターであるということが判明するエピソード。正直詰め込みすぎで何が何だかよくわからなくなってしまい、S1の最終話ほどの感動はなかったが、最後には「ロキ」S2に繋がるラストとなっており、MCUファンとしては十分に満足がいく物語だったのではないかと思う。
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