水

凪のあすからの水のレビュー・感想・評価

凪のあすから(2013年製作のアニメ)
5.0
中2のときに初めて見てずっと好きで流石に見返すか…と思って偶然このタイミングで見返したらなんと10周年記念‼️今日、舞台になった三重県熊野市で花江夏樹さんたちが登壇するトークショーがあるらしい。めちゃくちゃ行きたかったよ…。

海と陸に住む人の話。ファンタジーだけど人種的な問題と似ているような気がするし、もし本当にこんな世界だったらどうなんだろう…って考えるとわくわくする。こんなに可愛い絵してドロドロ恋愛(最高)で、でもストーリーを盛り上げるために滅茶苦茶な恋愛が繰り広げられるんじゃなくて、もう本当に、それは純粋な恋でしかなくて、みんなの真っすぐな想いが交差したりすれ違ったり重なったり、時を経て変化したり、描かれる想いすべてに胸がきゅってなる。

キャラクターだけじゃなくて、そもそも物語や世界観がとんでもなく面白い。特に2期からの追い上げはハンパない。主題歌も全部良い。好き。良いセリフもたくさん。昔見た時よりもさらにこの作品が大好きになった。いつか絶対、三重県熊野市に行くよ。

眩しいほど純粋でまっすぐな光くんと、真ん中にいるまなかちゃん。陸と海の人たちを繋いでくれる紡くん。1番大人で達観していた要くんは、文字通りみんなをやさしく見守る重要な人物。ちさきちゃんにはどんな意味が込められてるんだろうと考えたけど「地先:その土地から先へつながっている場所や地域」という意味かもしれないと思った。自分の気持ちに葛藤しまくってた彼女が、結局は誰よりも前に進んでいた気がする。とにかくみんな大好きだ。もちろん美海ちゃんもさゆちゃんも、学校の先生も喫茶店のマスターも大好きだ。わたしっていつもヲタクの早口状態になっちゃう。でも好きなんだからしょうがないよね。好きの気持ちがどれだけ大事か、凪のあすからが教えてくれたもん。

“また会おうね”
水