RuiAuden

ウディ・アレン VS ミア・ファローのRuiAudenのレビュー・感想・評価

4.0
えげつない。ここまでだったとは…もちろん、全てが真実がどうかは分からないが、とても信憑性がある。「ウディ・アレンは自分の養女と不倫した末に結婚した」と聞いたときは当然ゲッ!となったが、それ以上のことを知らなかった。これを観ても「作品に罪はない」と果たして言い切れるのだろうか?ミア・ファローやローナン・ファローの証言にもその内容含めて誠実さを感じるし、正直に話しているように見える。個人的見解で言うとウディ・アレンは半ば無自覚かつ重度の小児性愛者(愛人などには典型的なグルーミングも行っていたと思われる)であり、例の裁判を経て自身の被害者意識と特権意識を肥大化させてゆき、彼のなかでそれがいつしか「真実」になってしまったように感じる。もう個人的に彼の作品を観ることはないかもしれない。作品では特に『影と霧』が好きだったが…事実を知らず(もしくは見ず)に無邪気に彼を称賛してきたハリウッドスターたちの姿ももはや虚しく映る。
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