順風ライフseason4

0.5の男の順風ライフseason4のレビュー・感想・評価

0.5の男(2023年製作のドラマ)
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飄々とした役が似合う松田龍平、姪役の白鳥玉季さんとの掛け合いはもちろんだけど妻の実家に同居する夫役の篠原篤さんが良かった。一昔前なら「妻の尻に敷かれてる夫(笑)」と言われる、エブエブのウェイモンドも『日曜の夜ぐらいは...』のみねくんも、女にとって都合のいい男“理解ある彼くん”と回収するのは乱暴すぎる、本人の意思や喜びを無視してはいけない。
キャストインタビューで「たぶんお小遣い三万でも不満を言わない人だと思う、外から見れば優しい夫かもしれないけど健太自身はそう思ってなくて、明るくて楽しい妻と過ごせること、子どもたちが健やかに育っていること、そういうのが彼にとって奇跡の連続なのだと思う」と話していて、そう!そうなんですよ!って言った(だれ?)義兄が息子と仲良くなってちょっと寂しくなってるシーンもあって、ひとりの人間で(都合のいい配置ではなくて)良かった。うまく言えないけど、こういう男の人を弱さとしないの、良いと思います。むしろ強さ。
家の断面で長回しで撮影してるの舞台みたいですごかった!