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夏の北海道。 札幌の路地裏にひっそりと佇む小さな弁当屋『くま弁』には、いつもと変わらない笑い声が響いていた。 料理人のユウ(飯島寛騎)、常連客の黒川(戸次重幸)、店主の熊野(山野久治)、そして主人公のOL・千春(久保田紗友)。 傷心のまま東京から転勤してきて半年あまり。 『くま弁』はすっかり千春の居場所になっていた。そんな『くま弁』に「魔法のお弁当」を求めて、また悩める客が訪れる。 ユウの昔馴染みでアパレル会社社長・将平(奥野壮)が来店した。 ユウの東京フレンチ時代の常連客で、駆け出しの頃ユウの料理に励まされたという。 地元の厚岸に帰省する前に立ち寄った将平は、“人生最後の飯でもいいってくらいの弁当”を注文した。 店を後にした千春が将平のブランドを調べると、会社が倒産していることを知る。 将平が本当に“人生最後”を覚悟しているのではないか——。 「魔法の弁当」なんてないと自身を過小評価し、作ることを躊躇するユウ。 千春は「明日からも生きるための弁当を作ってほしい」とユウの背中を押した。 翌日、約束の時間になっても将平がやってこない。 街中を探し回った千春が、ひとり河川敷に佇む将平を見つけ、くま弁へ連れて行く。 ユウが作った弁当は、将平の地元・厚岸の牡蠣を使った“かきめし”。 ユウの弁当を食べられて、思い残すことはないと悟った将平に「この“かきめし”はまだまだ可能性がある」と言うユウ。 厚岸では通年牡蠣が獲れるものの、やはり牡蠣の旬は冬。 牡蠣が最も美味しくなる冬に、また食べに来てほしいと伝えた。 その思いを受けとった将平は涙ながらに再起を誓った。 数日後、将平から便りが届いた。 同封された「厚岸かき祭り」のビラには、「二人で遊びにきてください」と書かれた付箋が。 水を向けられた千春は、勇気を出してユウをデートに誘った。
内なる願いを叶える弁当屋『くま弁』。 常連客の高校教師・三輪(小林きな子)が、元教え子・若菜(森田想)を連れてやってきた。 複雑な家庭環境で育った若菜は、日頃からまともな食事をとっていなかった。 見かねた千春(久保田紗友)とユウ(飯島寛騎)が寄り添うのだが、若菜には食べることを好きになれない“ある理由”があった。
札幌の路地裏に佇む『くま弁』。 北海道旅行中の姉弟がやってきた。 司法試験に合格した姉・美馬(大後寿々花)と、旅行を企画した弟・一馬(瀧原光)。 注文は、旅の締めくくりに食べる空弁。 一馬は姉のために、北海道グルメを詰め込んだ特別な弁当をつくってほしいという。 はしゃぐ一馬の思いとは裏腹に、注文をキャンセルする美馬。 事情を聞こうとする千春(久保田紗友)とユウ(飯島寛騎)だったが、美馬はうつむいたまま。 彼女は弟に言えない“ある秘密”を抱えていた。
千春(久保田紗友)の帰任期限が刻一刻と迫っていた。 ユウ(飯島寛騎)にも打ち明けられず、不安な気持ちを募らせていく。 ぎくしゃくしてしまう二人の関係。 そんな中、離れて暮らす母・亜紀子(千堂あきほ)が札幌にやってきた。 寂しさをこぼす母に心揺らぐ千春。 母のいる東京に戻るか、このまま札幌に残るか。千春も自分と向き合うときがきた。 自分が本当にやりたいことは何か。 千春が最終的に選んだ生き方とは?
シーズン1に続きハートフルグルメコメディ。千春とユウの関係がちょっとずつ縮まっていくのが甘酸っぱくて本当に好き。久保田さんと飯島くんは北海道出身なのに、二人とも北海道に移住してくる設定なのがちょ…
S1に引き続き美味しそうなお弁当と温かな人情話が「しみ、しみる〜」笑 ストーリーのメインになるお客さんの悩みはベタで捻りがあるわけじゃないけど、ドラマの雰囲気が良くて人と人の繋がりって良いなーって毎…
(C)喜多みどり・KADOKAWA/HTB