ASUKA

不適切にもほどがある!のASUKAのネタバレレビュー・内容・結末

不適切にもほどがある!(2024年製作のドラマ)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

『多様性の肯定は軋轢の肯定でもあります』
これは今読んでる本に書いてた文言だけど、「あくまで個人の見解です」なんて保険はかけていないよ。
でもこれはテレビだし。
クドカンてちょっと説教くさい人なのなーって思ったんだけど、時代で変わる不適切とか正義とか自己責任ってなんだろうね?って頭の中で言葉遊びをしていた感覚もあって、新しいものを見せてくれてありがとうです。

🚍

私はタバコの煙の少ない、真面目を笑わない、ウォシュレットのコンプラ厳しい今の時代が生きやすい。
なので昭和の不適切の数々は気持ち悪いところもあったし、ドラマだからどちらの時代も誇張された善し悪しだというのはわかっている上で、私にとって昭和の“悪し”の方が重いんだなというだけの話。
過干渉の親元で育ったからか、ある程度の無関心も許容される時代とか都会の方が居心地いい反面、SNSではみんな(きっと心の中も)他人に興味津々。
・・これもちょっと気持ち悪いかも。

なんとなく令和叩きを感じる場面の方が多いなぁと思ってたけど、最後まで見るとさほどではなかった。
小ネタはいちいち面白くて、衣装もいい✨スケバンの上にスタジャン羽織ってたり、時をかけてイメチェンとか、順子の書く文字が昔っぽい(ように見える)ところとか、ひたすら順子ちゃんが良い♡
ミュージカルは最終話はだけダサかったけどほぼなんの違和感もなく笑ったし、特に八嶋さんと山本耕史の掛け合いなんかパーフェクトだったし、バスでも教室でもタバコ吸ってる人いたん!?
死ぬってわかってて生きる意味あるのか、とかほったらかしてくれてありがと。とか計算された良い場面もぐっとくるセリフもあったけど、説教っぽいところが気になったのと前半の方がテンション高かったのでこの評価。
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