「テレビ東京開局60周年特別企画ドラマ」の名に恥じぬ豪華キャストに釣られて録画視聴。妻夫木聡と渡辺謙 のW主演に加えて女優陣も原田知世と満島ひかり というテレビ東京とは思えない(失礼😅)力の入れよう。
人生に悩む医者(妻夫木)と余命宣告された患者(渡辺)の2人が、〝人は何のために生き、何を残すのか?〟という永遠の問いの答えを求めながら、自分の人生を振り返る旅に出るロードムービー。
人は死を目前にした時、〝何をしたいと思うのか?〟〝誰に会いたいと思うのか?〟〝自分の人生に何の意味があったというのか?〟
一方残される側の人間は、苦しむ患者を目の前に〝何ができるというのか?〟〝この治療に意味はあるのか?〟〝どう覚悟を決めればいいのか?〟
答えのない問いに対して考えさせらるドラマだった。
〈余談ですが〉
本作では日本ではまだ認められていない〝安楽死〟についても考えさせられる構成となっている。延命治療を施さずに自然な最期を迎える合法的な〝尊厳死〟と違い〝安楽死〟は人為的に寿命を短くさせることであり、日本では犯罪とされている。
〝安楽死〟は日本では認められていないが、欧米の一部の国では、死期が差し迫っていなくても、家族の同意がなくても、合法的に行われている。この点については、日本でも慎重かつ冷静に本格的な議論・検討がなされてもいい時期に来ている様な気もするのだが。
〈更に余談ですが〉
原田知世の相変わらず若々しく、可愛らしい姿を見ることができたのは良かったのだが、さすがに渡辺謙と同級生という設定は違和感があった。
まぁ単に〝あのシーン〟が羨ましかっただけかもしれないが😅