仮COOKsang

名もなき毒の仮COOKsangのレビュー・感想・評価

名もなき毒(2013年製作のドラマ)
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タイトルがとても良い。

欲。妬み。復讐。
この前覚えたけど、誰かを不幸に陥れるための言動をとる人を、シャーデンマッハーと言うそう。
悪意は慣れないと、自分に向けられたものでなくてもつらい。
反対に、簡単に誰にでも悪意を向ける人もいる。
この差はどうやって出来るのだろう。

主人公は感情的にならないだけだし、人を見下してるわけでもない。
気苦労も知らないで勝手なことを言ってる人に、説明する気にもならない。
それでも最後に感情を爆発させたことを恥じたり、私はじゅうぶん人間らしいと思った。
どこからか、いつの間にか、涌き出る心の毒。
それでもより良い人間になりたいと願いながら生きる主人公。
ちょっとしたことに感謝したり、幸せを感じたり、それだけの差なのだろうか。
でも原田いずみは特殊だったし、環境だろうなー…
ちょっと同情してしまった。

小泉孝太郎さんのトーンで、他の人たちの人間くささが際立って良かったです。
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